青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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上棟

今朝は久しぶりの雪で真っ白になる。その後も降り続くが気温が高くすぐ溶ける。大工は5人で屋根まで出来す。急いでやらないと雨や雪で汚れてしまう。材料は揃っているし雪が強くならないことを祈る。 
 
昨日は一階を作り今日から二階から始まる。柱を立て梁をかけ金物を付ける。一連の作業を多人数で一気にこなす。そのために大工を集める。応援はその日1日だけ。 
 
夕方は屋根屋が来てフェルトを貼る。寸法を確認し板金の加工をする。4,5日もすると屋根を葺いてしまう。普段は一人なのだが葺くときは応援の職人を4,5人連れてきて1日でやる。 
 
時間を置くと途中で雨が降ったりしてフェルトが濡れる。フェルト自体は雨には影響はないがその下のベニアが腐る。だから晴れた日を選び一気に葺く。 
 
大工は人数が減りサッシをつけたり下地を作っていく。そして外部の外壁張りの準備をする。今回は外部の筋違は合板を張るので付けない。外断熱のウレタンを貼って外壁下地になる。 
 
外断熱にすると外壁が厚くなって外に10センチも飛び出す。だから基礎も外断熱にして厚くする。完了検査の時に隣地との離れを測る。基準は柱の中心からの距離なのだが実質10センチも小さい。 
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モノより事

今日から建て方。天気も良く風もない。ゴミが飛ぶし材木もためにも良くない。プレカットと違い叩いて入れるので音が出る。いつも通りの上棟になりそうだ。 
 
今日から一人増えて3人体制。2週間ぐらいは続くがその後は二人を予定している。春の需要期には早いので大工集めは苦労しない。逆に仕事探しの電話がくるくらいだ。 
 
午前中は会計事務所午後からメーカーの来社。現場が目の前なのですごく捗る。戻る時間がないからだ。軽油代が少なくて済むし助かる。現場が遠いと言うのは苦労が多い。 
 
メーカーが中国の影響か納期が遅れ気味だ。国内生産が減り中国へ移管しているところは軒並みだ。コストダウンの名の下に在庫を減らし国内から海外へ移ったのが裏目に出ている。 
 
我々の業界だって人を減らし職人を叩きコストカットが進む。一律の金額を設定し職人に鞭を振るう。早く終われば儲かるし遅れると手間が減る。早いだけが持て囃され粗末が大手を振る。 
 
今時手刻みなんてと言われるが他に方法がないしやることもない。いつか分かってくれると思って30年以上経つが自信がない。モノより事と言われるが安物に何の魅力があるだろうか。 
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資材搬入

今朝から建て方の開始。まず作業場からトラック2台を使って資材搬入。午前午後と二回で完了する。今日は現場で土台の敷きならしをする。刻んだ土台にボルト穴を開け繋いでいく。 
 
午後から小雨が降ったが何とか終える。明日からもう一人増えて大工が3人になる。断熱材やボード類の搬入も予定している。駐車場があっという間に狭くなり向かいの庭工事の車が公園に置いてある。 
 
何度も経験した建て方であるがいつも緊張する。アレが来ないとか足りないとか揉め事が必ず起きる。入念に準備したつもりが忘れてしまう。材木は自分で刻んだから問題ないが金物とか建材が揉める。 
 
搬入日を決めてメーカーに発注するが日程が問題だ。あまり早くても遅れても困る。早いと置く場所がなくなるし遅れると大工が遊んでしまう。2週間ぐらい前に発注するが早めたい時がある。 
 
在庫をしないと言うのが世の流れなので搬入日を決めて直接現場搬入される。その日程は厳守で現場に置けない時でも歩道に置いていく。融通が利かない事夥しい。 
 
工程を組むのがなかなか難しい。資材だけでなく職人も手配するからモノだけあってもできなくなる。職人もメーカーも思うようにいかない場合が多い。微妙な遅れや勝手に早めたい職人たちをどう使いこなすかが現場管理のキモだろう。
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庭の処分

今日は1日暖かい。基礎が終わって足場工事が夕方できた。明後日から大工が搬入建て方になる。建物周囲も整地して資材搬入ができる。 
 
お向かいの庭木の搬出が佳境に入る。1種間ほど前からまずは庭石を出した。小さい木は伐採し年数の経ったものばり残した。空いたスペースに砕石を入れ大型車の出入りに備える。 
 
直径が7,80センチはあろうかと言うモミジは根巻きをして倒した。枝は一本残らずテープを二重巻きにする。無駄な枝は剪定してある。そのまま大型車に積んでいくのだろう。 
 
年数の経った庭木は価値がある。普通の住宅には大きすぎてもそれなりの場所にはよく似合う。何十年も手入れされた古い木は手に入りにくい。 
 
庭の解体を請け負った業者が価値のあるものはそのまま持っていく。庭石はもちろん相当太い木でも根巻きをしてクレーンで吊って大型車で搬出する。 
 
大きな庭木や石はそのもの価値と言うより搬出や根巻きなど経費が大部分だ。出す場合はその木の近くまでクレーンが入れいないとダメだ。その為に砕石を入れた道路をまず作る。 
 
今回のように家は解体されているからスペースは十分ある。価値のあるものだけを根巻きし運び出す。昨年10月ごろ売却されて庭ごと買う方を探したらしい。うまくいかなくて庭の処分となった。 
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薪ストーブ

基礎と給排水が終了し足場を掛けると上棟できる。晴れて現場周辺も泥んこが乾きスッキリした。現場の進行は遅れ気味で上棟後は追いつくようにしていきたい。来週は次々と資材が搬入され大工も3人を予定する。 
 
体が慣れたのか寒さが気にならない。今日も7度もあって外仕事が全然辛くない。自宅の作業場に薪用の材料が置いてある。製材をすると皮に近い部分が半丸状に残る。製材所から買ったものもある。 
 
先日息子がチェンソーで切って積んでおいた。午前中トラックで薪小屋に搬入した。私のトラックで3台近くあった。これぐらいあれば2ヶ月は大丈夫だ。何しろ薪ストーブ3台なのであっと言う間に無くなる。 
 
事務所に薪ストーブを入れてから消費量がグンと上がった。私の自宅と事務所が燃やす時間が長く消費する。外気温が10度近くまで上がると日中は要らなくなる。一日中燃やすようだとトラック一台分と言ってもすぐ無くなる。 
 
薪長さは事務所と息子の家は80センチくらいだ。自宅は45センチ以上は入らない。短いとすぐ燃え尽きて頻繁に投入する。これが面倒なのと消費量も多い。長モノはチョロチョロと長く燃える。 
 
最初から全開でも薪を大量に投入して一気に暖かくする。その後ゆっくりと燃やす方が快適だ。最初少しずつ燃やしてもいつまでも温かくならない。長い薪を入れるタイプは一気に熱くなるし付きっきりでなくても良い。
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