青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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約束を忘れる

晴れても気温が上がらず寒い一日。月曜から大工は工事中で今日は軒裏を貼った。明日から外壁のサイディング貼りに入る。部材の遅れもあって材料の搬入が頻繁になった。

年前に発注済みだったがどう言う訳か建材店から入荷しない。催促をしてやっと入ったら足りない部材が。やっと今日入荷し外壁のサイディング貼りに入れる。

板貼りの部分は下地に耐水耐火を貼る。外部の板貼りは防火のために下地が必要だ。サイディングの部分も必要なのだが板貼りはさらに厳しい。軒裏も貼っていよいよ明日からサイディングに取り掛かる。

概ね3週間ほどかかる。外部が決まると内部の工事になる。来週はバスユニットの搬入や電気工事の配線などを予定している。当分は外壁工事が中心になる。

新年になってから所用が増えて走り回る。以前の顧客からの追加工事やアフターなど次々と依頼が来る。まあ無視されるよりは良いことだが図面やら見積で時間を取られる。

今年はこ言うのが増えそうだ。新築需要からリフォームの流れなのだろう。電話が来ればすぐ行かないとならないのでアタフタしてしまう。時間を忘れたりすっぽかしたりしないように注意しないと。


継続すること

新年最初のブログは今日からになります。休み期間中は仕事もあったり所用で仙台に行ったりで忙しかった。本当にのんびりできたのは何日もなかった。 
 
昨年よりも忙しそうな気がするが何とか頑張りたいと思っている。周囲には75歳までは現役でいる旨宣言している。頭さえボケなければ何とかなる。 
 
開業30年も過ぎて当社で建てた方も建て替えやリフォームになる。そう言うつながりで仕事が来るようになった。まあ知らない方でもないし気が楽な面はある。 
 
人手不足も本格化し安定的に仕事が取れないところは廃業している。元請けから下請けになったところもある。複雑化する法規や施主のこだわり、もしくはデザインについていけない。 
 
AIの時代になると規格化や工場生産が増えて画一化される。職人も組み立て専門になり次第にロボットに代わっていくのだろうか。味気ない家が増えるだろう。 
 
その中で個人のこだわりや趣味的な要素をどうやって取り入れるかだ。こだわりの家つくりは技術と材料が一番重要になる。自由自在に家を作る技術は次第に廃れ始めている。 
 
デザイン時代と言うものの表面的なものが主流だ。素材を活かすとか自然素材を取り入れるのが難しくなった。建材という名のパーツとどう組み合わせるかだ。 
 
手刻みで無垢材だけで家を建てるのが本当にできなくなる。技術と素材の両方ができなくなるからだ。地域材を挽いてくれる製材所や刻みのできる大工がいなくなる。 
 
企業としての成立のためには安定的な仕事が必要だ。たまに来る家のために材木を在庫し空きの期間を他所の下受けをする。過去に廃業したところはその道を辿った。 
 
当社もその危機に晒される。できるまで頑張るとしていつまでできるかだ。その意味では仕事があると言っても安心はできない。選びながらも継続できる方法を必死で模索中だ。


経営効率

今日で仕事も終わり倉庫も片付け明日から休みに入る。業者の大部分は今日から休みのところが多く電話もこない。時折雪が舞うなど気温が低く風もある。 
 
今年も今日でブログも終わりで新年は7日からになる。もう一年があっと言う間になんてのはなくなった。いつも通り猛烈に時間が経過し一年なんて若い頃の2,3ヶ月ぐらいの感じだ。 
 
昨年に比べ一段と厳しくなった職人不足だが来年はもっと激しくなるに違いない。こうなるともう現場そのものを減らすしかない。余計な仕事は取らないと言うことだ。 
 
相棒の大工は相変わらずその場しのぎで人数も定まらない。確実なのは息子が墨つけをして段取りをすることだ。もちろんこれだけはあてにできる。だから大きな現場は応援を見つけるのが大変だ。 
 
どのくらい人数を必要とするかはプレカットか手刻みかで大きく違う。手刻みであれば35坪くらいの普通の家で3人で4ヶ月くらいだ。プレカットなら2人で十分だ。 
 
坪数が60坪とかの現場だと4人位いないと一年以上かかる。プレカットでも2人だときつい。だからできるなら大型物件は避けたい。 
 
もっと良いのはリフォームで屋根から外壁サッシまで全て交換するようなものでも3人で3ヶ月かからない。効率から言えば圧倒的にリフォームが経営効率が良いわけだ。 
 
仕事は選べないのでいつも都合よくいかない。当社でしかできない大型物件が来ると効率一辺倒では決められない。まあやる気になってしまうのだ。


客を選ぶ

今日は厳しい寒さで少しだが積雪もあった。現場で立ち話をしていると本当に寒い。大工は今日で終了で明日は片付けと倉庫へ行って整理する。外部は断熱材を貼り塞いでしまったので放置しても大丈夫だ。 
 
事務所前の歩道工事も終了し現場事務所も片付いた。大型の土木工事が減る中で補修の工事が主流になった。期間も3ヶ月ほどで終わり業者はあちこち現場が散らばっているらしい。 
 
住宅も絶対数は減るものの業者の感覚では忙しい。リフォームとか小工事が増えて現場数が増えた。職人不足は常態化し効率よく動かさないと完成できない。 
 
自社の得意とする分野だけ仕事をすることはできない。きた仕事を選ぶことは客を選ぶことだ。仕事の種類ではなく客の選別はありえるかもしれない。 
 
自社を気に入り信頼してくれる客のために仕事をする。種類ではなく客の選別かもしれない。下請け仕事も様々あって値切られたりワガママなところでなく当社を信頼してくれるところと組む。 
 
安くやりたいからとあちこち回るような方は願い下げだ。安さを武器にしているわけでないのでうまくいかない。仕事は種類ではなく客次第で決まる。自社の強みを最大限に生かせればそれに越したことはない。


人手不足

製材所からの電話で7mの丸太を見に行く。太さも素状もまずまずで何より価格が安い。通常なら7m級は単価が4mに比べると1.5倍になる。何本か見繕って買うことにした。 
 
現場へ材料の搬入をして建材の入荷の催促や引き取り。午後も神棚の取り付けで現場へ採寸に行く。戻ってまた材料の不足分を倉庫から搬入。と、寒さが厳しい中走り回る。 
 
現場は明日で仕事は終えて明後日は後片付けや清掃。これで大工たちの本年の仕事が終わりになる。新年は7日から作業開始になる。 
 
材料の入荷が年末に近くなると遅れ気味になる。29日までやりたかったのだがこない。建築業界だけでなく運輸関係も人出不足なのだろう。 
 
お歳暮とか年賀は廃れそうでなかなかなくならない。当社もたくさんの業者からいただく。直接持参するところが多いが宅配便で送るところも増えた。 
 
大学生の時にヤマト運輸でアルバイトをしたことがある。宅配業の前はデパートのお歳暮や中元を配達していた。アルバイトを動員しないと間に合わない。 
 
平均化した仕事をやりたいので宅配便に変換した。その宅配便も便利すぎてパンク状態と聞く。人手不足ということだ。建築業界の職人不足はどう変わっていくのだろう。IMG_0260