青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

大工の家つくり

昨日と変わって日が出て暖かい、こう言うのを小春日和って言うんだろうね。図面の仕上げとかネットを見てたら建具屋さんがカレンダーを持ってきてくれた。
今年は春以降何も仕事を頼んでいない。細々した仕事ばかりで建具や家具の制作がなかった。
身内の新築があって仲間内で建てたらしい。と言っても私も頼んでいる業者ばかりですがね。
大工さんはこう言う仲間うちの仕事が多い。お互いに紹介しあったりして仕事を確保するわけですね。

実は昨年建具屋さん紹介されて見積もりをした。残念なことにやれなかったが大きな家だった。
今度は小さいと言うか普通の家だった。予算的にもそれなりで凝ったものとは言えなかった。
職人たちはこうやって仲間同士で仕事を取ったり紹介する。それが営業の代わりだしお互いに生き残る方法なのだろう。
翻って当社のようなややこだわった家つくりが主だと客層が限られる。ごくごく普通の家で良いなんてのは合わないところがある。

紹介する建具屋さんも客に合わせて大工か設計事務所に区別している。素人が家つくりとなるとこだわったりデザイン優先でなければ知り合いや親戚に声をかける。
昔はこう言うのが一般的で多かった。下職から元請けの大工まで協力しあって仕事を確保する。
それが建材とプレカットになって大工に頼むメリットがなくなった。大工でも住宅会社でも建て方としては同じになったからだ。
手刻みで昔風の頑丈な作りと言うのができなくなった。材料はもちろん作業場や職人の腕など簡単なことでなくなくなった。


非日常の空間

冷たい雨が時折強い風に叩きつけられまるで秋の台風シーズンを思わせる。頼まれた図面をほぼ完成させ来週にも打ち合わせに入る。
来春はリフォーム二箇所がスタートとなる。いずれも同年代でどこかに遊びの要素が含まれる。
今後増えるリフォーム、いや新築だってあるかもしれないが、必要な部分だけの工事とは一線を画する。
見学会をやったら良いかとかチラシを中心にしたら良いかとか色々戦略を練っている。考えているだけですがね。

遊びの要素は不必要な部分を入れるところに特徴がある。物置を改造して薪ストーブをつけ趣味の作業機械を並べる。
もうそれだけで一日中食事時以外は篭っていそうな雰囲気ではないか。ストーブにスルメでも炙りながら友と一杯….いやこれは奥さんに怒られるな。
定年後に町内会に参加して暇つぶしをするのはよく聞く。昔から顔見知りのメンバーと集会場で打ち上げと称して飲む。
理由もちゃんとあるし奥さんにも言い訳できる。中には小金を持つのが作業小屋とか車庫とかを作って集まる。

私もどちらかと言うと事務所は趣味の部屋と言えなくもない。客と言ったって毎日来るわけでもない。
暇な時はネットを見たり本を読んだり….。家族は滅多にこないからまるで自宅みたいなものだ。
食事と寝るために家に帰るって感じなのだ。だから一人で好きなように家族と関係なく過ごせる時間は貴重なのだ。
同年代がそう言うことに関心を持つのはすごくよくわかる。そして空間が非日常なものだったらどんなに良いか…..よーくわかるのです。


アルミホール

昨日より暖かい朝で気のせいか目の前のワンコも元気が良い。支払いとか図書館に寄ってからタイヤ交換に行く。
スタッドレスは二組あって古い方を取り替える。何種類かの中古を見て一番安いのにした。
アルミホイルつきでまあ5分山ってとこか。すぐ交換が終了しアルミホイルのトラックの完成だ。
今までもアルミなんて考えたこともなくたまたまオフセットも合うしタダなので変えた。

交換作業中に気がついたがフロントタイヤの板バネがエンジンの重みでシナっている。後ろの板バネは上に反っているのにフロントは逆だ。
新車時からだったかは記憶がない。前後共板バネで毎年のように折れる。
一枚くらいだと折れても気がつかない。少なくともタイヤハウスを見ても違和感がないのでこんなものなのだろう。
一種の疲労骨折のようなもので5枚重ねのうちの一枚が折れる。車検時に交換するのだが普段は特に支障はない。

タイヤ交換をする度に下回りの簡素さに驚く。こんなに簡単にできるのにどうしてあんなに複雑になるのだろう。
乗り心地とかカーブでの傾き加減や色々あると思う。思うが複雑になる程金額も張るし緊急時の修理も難しくなる。
砂漠やジャングル地帯で使用されるトラックは今でも下回りは板バネになっている。理由は故障しにくく直すのも簡単だと聞く。
それって家も同じで値段も張って直しにくく腐りやすいところは共通だ。ゴツく頑丈でシンプル、家もこうあるべきだ。CIMG4152
CIMG4154


遊びのリフォーム

もう朝は凍るのが当たり前で今朝は霜も降った。それでも日中は5,6度まで上がったので暖かい。
タイヤ交換がまだなので明日あたり行こうかと思っている。いつもの中古タイヤを探してもらう。
午前午後と補助金の図面とかリフォームの図面を描く。気がつくと4時半であたりは真っ暗になる。
リフォームの図面はもう一つあって年明けに行くことになっている。少しずつではあるがリフォームが増えてきた。

春までにHPの手直しを考えている。新築とリフォームを分けて考える。
新築は世代としては若く最初の住宅取得層だ。自然素材とか健康に配慮と言うのが主になる。
手刻みとかコストが下がらない方法でやるので価格的な優位は無理だ。どうしたってプレカットやビニールクロスには敵わない。
国産材の無垢のプレカットもできるが真壁の表しは無理だ。板を貼ったり大壁でも似せることはできる。

それに対してリフォームはまず世代が違う。当たり前だが築20年以上の住宅所有者だ。
年齢層が私と近くなる。今さら建材とかビニールクロスはできるなら敬遠する。
できるならと言うのがポイントで予算を掛けられると言うことだ。まあぶっちゃけこだわりのリフォームと言うことだ。
私的にはこれから一番やってみたい仕事と思っている。家全部ではないので予算が少ないが遊びの余裕があるところが面白い。


補助金

今朝は少し冷え込んで外に出しっぱなしのワンコがこちらを見上げる。ちょうど寝室の窓の向かいに犬小屋がある。
息子たちが飼っているのだがあまり運動に連れ出さない。家内と二人で暇があれば外に出して遊ばせる。
朝起きるとに窓から呼ぶので気配で吠えている。ワンコに限らず動物はかまってくれるものに慣れる。
今日は朝からケアマネージャーさんと一緒に現場打ち合わせ。見積もり提出後住宅改修の補助金申請の書類作成。

介護認定を受けている方には市から補助金が出る。手すりとか段差解消などが対象だ。
工事業者には制限がないが申請書と一緒に理由書を提出する。介護のためにどんな理由で改善するかを書く。
原則ケアマネージャーか福祉住環境マネージャーなど有資格者が作成する。私も持っているのだが介護者のことはよく知らない。
出入りしているケアマネージャーがいれば最適だ。で、今回は書いてもらうことになった。

いわゆる補助金申請の類は手続きに慣れが必要だ。役所も不慣れなものよりいつもの肩書きの方が申請したほうが通りが良い。
こちらもこう言うのが苦手な方なので助かるわけだ。来週には図面や見積もりを作ってケアマネージャーのところへ持っていく。
お客様にしてもいつものケアマネージャーが関わることで安心感がある。前にも出したことはあったがケアマネージャーを通さなかった。
嫌になる程言い争いになって苦労したことがある。蛇の道はヘビと言うが通りが良いところを通すのが一番なようだ。