青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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非日常の空間

冷たい雨が時折強い風に叩きつけられまるで秋の台風シーズンを思わせる。頼まれた図面をほぼ完成させ来週にも打ち合わせに入る。
来春はリフォーム二箇所がスタートとなる。いずれも同年代でどこかに遊びの要素が含まれる。
今後増えるリフォーム、いや新築だってあるかもしれないが、必要な部分だけの工事とは一線を画する。
見学会をやったら良いかとかチラシを中心にしたら良いかとか色々戦略を練っている。考えているだけですがね。

遊びの要素は不必要な部分を入れるところに特徴がある。物置を改造して薪ストーブをつけ趣味の作業機械を並べる。
もうそれだけで一日中食事時以外は篭っていそうな雰囲気ではないか。ストーブにスルメでも炙りながら友と一杯….いやこれは奥さんに怒られるな。
定年後に町内会に参加して暇つぶしをするのはよく聞く。昔から顔見知りのメンバーと集会場で打ち上げと称して飲む。
理由もちゃんとあるし奥さんにも言い訳できる。中には小金を持つのが作業小屋とか車庫とかを作って集まる。

私もどちらかと言うと事務所は趣味の部屋と言えなくもない。客と言ったって毎日来るわけでもない。
暇な時はネットを見たり本を読んだり….。家族は滅多にこないからまるで自宅みたいなものだ。
食事と寝るために家に帰るって感じなのだ。だから一人で好きなように家族と関係なく過ごせる時間は貴重なのだ。
同年代がそう言うことに関心を持つのはすごくよくわかる。そして空間が非日常なものだったらどんなに良いか…..よーくわかるのです。


アルミホール

昨日より暖かい朝で気のせいか目の前のワンコも元気が良い。支払いとか図書館に寄ってからタイヤ交換に行く。
スタッドレスは二組あって古い方を取り替える。何種類かの中古を見て一番安いのにした。
アルミホイルつきでまあ5分山ってとこか。すぐ交換が終了しアルミホイルのトラックの完成だ。
今までもアルミなんて考えたこともなくたまたまオフセットも合うしタダなので変えた。

交換作業中に気がついたがフロントタイヤの板バネがエンジンの重みでシナっている。後ろの板バネは上に反っているのにフロントは逆だ。
新車時からだったかは記憶がない。前後共板バネで毎年のように折れる。
一枚くらいだと折れても気がつかない。少なくともタイヤハウスを見ても違和感がないのでこんなものなのだろう。
一種の疲労骨折のようなもので5枚重ねのうちの一枚が折れる。車検時に交換するのだが普段は特に支障はない。

タイヤ交換をする度に下回りの簡素さに驚く。こんなに簡単にできるのにどうしてあんなに複雑になるのだろう。
乗り心地とかカーブでの傾き加減や色々あると思う。思うが複雑になる程金額も張るし緊急時の修理も難しくなる。
砂漠やジャングル地帯で使用されるトラックは今でも下回りは板バネになっている。理由は故障しにくく直すのも簡単だと聞く。
それって家も同じで値段も張って直しにくく腐りやすいところは共通だ。ゴツく頑丈でシンプル、家もこうあるべきだ。CIMG4152
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遊びのリフォーム

もう朝は凍るのが当たり前で今朝は霜も降った。それでも日中は5,6度まで上がったので暖かい。
タイヤ交換がまだなので明日あたり行こうかと思っている。いつもの中古タイヤを探してもらう。
午前午後と補助金の図面とかリフォームの図面を描く。気がつくと4時半であたりは真っ暗になる。
リフォームの図面はもう一つあって年明けに行くことになっている。少しずつではあるがリフォームが増えてきた。

春までにHPの手直しを考えている。新築とリフォームを分けて考える。
新築は世代としては若く最初の住宅取得層だ。自然素材とか健康に配慮と言うのが主になる。
手刻みとかコストが下がらない方法でやるので価格的な優位は無理だ。どうしたってプレカットやビニールクロスには敵わない。
国産材の無垢のプレカットもできるが真壁の表しは無理だ。板を貼ったり大壁でも似せることはできる。

それに対してリフォームはまず世代が違う。当たり前だが築20年以上の住宅所有者だ。
年齢層が私と近くなる。今さら建材とかビニールクロスはできるなら敬遠する。
できるならと言うのがポイントで予算を掛けられると言うことだ。まあぶっちゃけこだわりのリフォームと言うことだ。
私的にはこれから一番やってみたい仕事と思っている。家全部ではないので予算が少ないが遊びの余裕があるところが面白い。


補助金

今朝は少し冷え込んで外に出しっぱなしのワンコがこちらを見上げる。ちょうど寝室の窓の向かいに犬小屋がある。
息子たちが飼っているのだがあまり運動に連れ出さない。家内と二人で暇があれば外に出して遊ばせる。
朝起きるとに窓から呼ぶので気配で吠えている。ワンコに限らず動物はかまってくれるものに慣れる。
今日は朝からケアマネージャーさんと一緒に現場打ち合わせ。見積もり提出後住宅改修の補助金申請の書類作成。

介護認定を受けている方には市から補助金が出る。手すりとか段差解消などが対象だ。
工事業者には制限がないが申請書と一緒に理由書を提出する。介護のためにどんな理由で改善するかを書く。
原則ケアマネージャーか福祉住環境マネージャーなど有資格者が作成する。私も持っているのだが介護者のことはよく知らない。
出入りしているケアマネージャーがいれば最適だ。で、今回は書いてもらうことになった。

いわゆる補助金申請の類は手続きに慣れが必要だ。役所も不慣れなものよりいつもの肩書きの方が申請したほうが通りが良い。
こちらもこう言うのが苦手な方なので助かるわけだ。来週には図面や見積もりを作ってケアマネージャーのところへ持っていく。
お客様にしてもいつものケアマネージャーが関わることで安心感がある。前にも出したことはあったがケアマネージャーを通さなかった。
嫌になる程言い争いになって苦労したことがある。蛇の道はヘビと言うが通りが良いところを通すのが一番なようだ。


公共建築物

昨日は近隣の市部に建てた施主様のところへ伺った。4年目に入り外壁の板の塗装が少し薄くなってきた。
大きなねじれや隙間もなく何年か経ったら塗り替えが必要かもしれない。片道1時間かかるのでそう頻繁には行けない。
灯油タンクが空でシーズンで3回ほど入れるが5万くらいだ。薪ストーブを設置すると煙突だけで30万以上かかる。
ストーブ本体も入れると50万以上になって薪代がタダでも考えてしまう。自宅優先で事務所は難しいかもしれない。

2008年に開舘した美術舘が有名だが新たに二つほど著名建築家による建物ができた。家内と二人で見学に行った。
一つは隈研吾の交流センター、もう一つは安藤忠雄の教育プラザ。交流センターは鉄骨造りで平家。
外壁や内部天井に杉板を隙間を空け張っている。仕切りはガラス多用で今風な造りだ。
屋根の折り上げと内部の仕切りが一致しないのが特徴だ。外部内部の都合は切り離され直角でないのが斬新だ。

教育プラザは最近できたもので図書館と教育センターが同居する。安藤忠雄のコンクリート建築で平家の迷路のような作りだ。
こちらはいつもの安藤建築で元からある桜の古木や道路の景観をうまく利用している。どちらかと言うと隈研吾の方が新しく感じる。
これは美術館などと近くにあるので建築マニアらしき方が写真を撮ったりしていた。建築で人を集めたり知名度を上げる戦略が功を奏している。
敷地の広さもあって道路や公共物ともうまく調和が取れている。建築家の知名度を利用しながらうまくいった例だろう。