午前中はまとまった雨が降った。現場は塗装が終わったがガルバリウムの外壁張りが残っている。だから少し雨が漏ったりする。大工が内部だけになったので雨の影響はない。
消費税上げが実行されたがスーパーなどは客がいない。駐車場がガラ空きになった。いつも買っているコーヒー豆屋さんがスーパーの中にある。買いに行ったら店員さんがコックリしているではないか。
それだけ暇だと言うことだろう。肝心の値段は上がらなくて前のままである。以前から税込みで買っていたので上がると思っていた。変わらないと言うことは値下げになったのだ。
消費税分を店が負担している。これをカードで買えばポイント分がまた下がることになる。何の為に消費税を上げたのかよくわからない。日銀の短観でも景気の悪化が発表された。
駆け込み分が減ってきた住宅会社などは仕事が減った。大工たちが今月末辺りから空きが出ると言う。これから春にかけ大工集めには不自由しなそうだ。消費税上げは実質はともかく心理的に消費意欲を減退させている。
いよいよ冷え込みも本番。朝晩は上着が欲しいほどだ。昨日は一日打ち合わせ。今日は事務所の現場は大工、塗装、板金と車も人も多いに混雑。と言っても広い工場敷地なので問題はないのですが。
外壁の一部にカラマツの板を張ったが早く塗装をしないとカビて来る。昨日予定したが雨で今日塗装した。いつものシッケンズの木材の外部用。明るい色を希望でライトオークを塗る。
木材用の外部塗装剤は各社あるがシッケンズとキシラデコールが有名だ。キシラデコールはどっちかと言うと木目を隠す傾向がある。つまり濁ったようになる。シッケンズは透明と言うか木目を引き立てせる。
私的にはシッケンズが好きなのだがキシラデコールに比べると色数が少ない。次の現場もカラマツの板張りを予定しているがグリーンがご希望だ。シッケンズにはない色でキシラデコールにはある。
もちろん輸入物も含め色々なメーカーがある。使ったことがないものには少し抵抗がある。使い慣れた方が安心である。木部塗装は塗った当初より後からの方が差が出る。
どこのメーカーもそうだがクリアはすぐ取れる。明るくしようとクリアを塗るとすぐ取れて変色する。メーカーもあまり推奨していない。だったら売るなと言いたいところだ。結局サイディングと違い素材そのものが安定していなくて動くから取れるのだろう。
昨夜の雨が路面を濡らし落ち始めた葉がへばりついている。いつも通りのワンコの散歩と朝食作り。いつの間にか早起きが作ることになってしまった。味噌汁のレパートリーが少ないので少し悩む。
稲も借り入れも終わり事務所の栗も採り尽くした。板金業者の工場裏のブドウを今日ももらいに行く。もっとも黙って採っているから貰うと言わないのか。
現場はやっと大工が外壁を終わり中の天井を作る。この後鍼灸の壁を取り払うことになっている。そうなると不用心なのでいろいろ気を使うことになりそうだ。トイレの改装も頼まれているので水道業者が入る。
こちらは施主直接なので連絡があまりできない。9月末ごろに予定していることを伝えてあるので今日様子見に来た。まだ2,3週間はトイレまで行けないのでその旨伝える。
現場が立て込んでいるのは何処も同じだ。板金業者もどうなった来なくなった。何でも厄介な現場を抱えていてすぐにはこれないと言われていたが。何だかんだと下請け業者は仕事が押しているらしく空きがないと言う。
ずっとこう言う調子で来てたらもっと儲かったのにと笑いながら言う。元請けの立場で言うと7月頃から明らかにペースダウンしている。来春まで調子が出ない気がする。
朝から小雨模様で日中も降ったりする。現場は外部の板張りが終わり塗装の色を決めて早めにやることにする。カラマツに限らず無垢の板は雨に当てると型がつく。塗装で隠れるようなものだが。
悪いことに板金屋が忙しく雨樋をつけてないので跳ね返りが付く。だから早めに塗装しておくに限る。お施主様は細かいことにうるさい。雨の跡がついたら揉める。
先日孫を送って行くのに時間が余って事務所に連れてきた。早速隣の公園に行くと言い出した。保育園の時に登ったことがあるらしい。階段を上ると頂上にミニ公園がある。ブランコとかジャングルジムを設置してある。
ちょうど事務所前から出発してクネクネと曲がりながら登る。結構な標高があるので上は景色が良い。公園ができて10年以上になるが登ったのは何回あるだろうか。少なくともここ2,3年は記憶がない。
猛烈なスピードで登る孫について行くだけで息が切れる。頂上まで行かなくても途中でも見晴らしは良い。事務所と展示場が真下に見える。自宅も含め真上からの景色は滅多に見ることがない。
市民病院が見え遠くの山々の稜線が綺麗だ。トンネルの上の公園だから真下の道路が見える。救急車が市民病院に向かうのでしょっちゅう通る。トンネルから出ると急にサイレンの音がうるさくなる。昔から住んでいる方はもう慣れただろうか。
少し曇りがちで気温は平年並み。明日は雨の予報だが外部工事が続くので困る。お施主様は外壁のカラマツを気に入ったようだ。長く付き合うとわかる。
木が大好きな方は板張りを好むが何でもとはいかない。張り上げた時の重厚感というか主張がないとダメだ。板の張り方や木目。厚みでできる陰影….。
樹種が同じ板でも元の丸太の年数で微妙に表情が違う。たかが板と言うなかれ、好きな方には違いがわかる。やはり樹齢が経った木目は目が積んで色も濃い。節も若いと乾燥で割れるが古い木は割れない。
玄関に下駄箱を作る。天板を何するかが問題だ。堅木で無節で厚いと文句がないが予算もある。ぴったしと言うケヤキが余っていて使うのだが取り付ける前に実物を見たいと。たかが事務所のスリッパ入れの下駄箱である。
選びに選んで金に糸目を付けないなら別だ。そこは予算と言うものがあっての仕事だ。いくら在庫だからと言っても拾ったものではない。しかし分かる方には何とか使いたい。これが利益率が低い原因かな。
