青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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建築の基準

朝から手直しの現場へ。足場がかかって板金工が雨といを付け直す。すぐ新築の現場の確認申請の訂正。午後から作業場のガラスが破損しているので修理に出す。ガラス屋に持ち込んだので時間がかかった。 
 
これから刻みに入る現場は確認申請を提出中だ。概ね問題はなかったが一つ隣接する歩道が北側斜線の対象外にならない。歩道も道路とみなされると思って設計したので少し離れが大きくなってしまう。 

多分これは微妙なところだったと思う。行政も当たらず障らずの傾向がある。古い団地なので今の基準では通用しない部分がある。崖条例もきっちりやれば建て替えができないところが発生する。 
 
建物は年々基準が厳しくなる傾向だからそれに対応している。断熱基準も真壁工法には厳しい。職人不足と対応してこういう家は減って行くのだろう。プレカットで大壁工法の偽物の古民家が登場しそうだ。 
 
材料も職人も時代の流れにあっていないものを作るのは難しい。現場数も減らしたりしないと大工不足には対応できない。基礎屋も深刻な職人不足で60代後半の高齢者に頼っている。 
 
現場が出るたびにまず職人の確保が必須になった。材料は在庫があってそんなに気にしなくても良いが職人は難しい。こういう時代が来るとは思ってもみなかったが現実は予想をはるかに超える。


仕事を選ぶ

今朝は家内が仕事に行くので早起きをした。早番専門の保育に行くことになったからだ。だから朝食は7時前に済ませ事務所へは7時半前に着いた。今日は手直しの現場とリフーム工事の依頼を大工にしないとならない。 
 
ここ4年ほどは息子が墨付けや加工をするが以前は彼に依頼していた。大工連中もよく知っているしかれこれ10年以上になる。以前彼が建てた現場の追加工事で彼にたってのご指名である。 
 
現場が重なり忙しいにもかかわらず二つ返事で了承してもらった。仕事が早いのが持ち味で何度も助けてもらった。他の大工に頼んだら工期が間に合わなくなって応援をしてもらった。普通なら他の不始末を押し付けられて迷惑なところだ。 
 
今回もどうしてもとの依頼があったのと息子が新しい現場にかかりきりで手が空かない。息子は不器用なところがあってあちこち一緒にできない性格なのだ。集中できないとかこんがらかるとかとにかく嫌がる。 
 
新築とリフォームが半々になってリフォームが大小合わせて4,5箇所ある。こうなると息子一人にとても手に負えない。応援の大工を頼もうにも見つからない。あったとしても腕のほどは未知数だからとても頼めない。 
 
今後もこの傾向は強くなりはすれ楽にはならないだろう。当社でできる現場が限られるから選べということだ。向いていないものはもちろん大型物件や下請けのようなものはできない。本当にこだわりの家を必要としている方のために仕事をしたい。


梁材

引き渡しや地鎮祭や見積もりが重なって先週は大忙しだった。今週も続く工事があってそれなりだろう。昨日は久しぶりに仕事がなくのんびりと温泉へ。今日も午前中は予定もなく会計処理の伝票を書いた。 
 
午後から作業場へ寄り材料の選定に立ち会う。4寸の角は在庫があって選ぶこともないのだが梁材はそうもいかない。在庫もあるのだが長さが足りないとか節があって使えないとかなる。 
 
一応現しの梁は無節を使うことにしている。4mの杉材はいっぱいあるから選べるが問題は長尺材だ。規格の4mは在庫もあるし製材所もある。だから無節でもなんでも揃えられる。 
 
片面の無節で長さが4mを超える場合が問題だ。在庫があっても節とか割れがあれば使えない。時々山から出した長尺材を買って在庫をしている。乾燥中に割れるとかはよくある。 
 
片面現しで4.5mなんてのはよくあって今回も4本ぐらい必要だ。在庫はあるのだが芯持ちで両面に割れが入っていれば使えない。大径の丸太から3本の梁を取ると真ん中は芯持ちになる。 
 
端っこの2枚は片面は無節になる。これが使えるわけだが割れが入ったりする。運次第ってことだが倉庫の奥から引っ張り出して修正弾きに持っていく。梁材はいつも揃えるのに時間がかかるのはこんな手間がかかるからだ。


使える大工

今日は午後から神社にて地鎮祭。晴れたり曇ったりで雨もパラつく。私はどう言うわけか地鎮祭が雨の当たったことがない。前日まで降っても当日晴れる。今回は初の神社での地鎮祭になった。 
 
午前中はリフォームの見積もりや図面作成。作業場では息子が材料を揃えたり加工をする。アルバイトを雇って製材所から運んだりする。刻みの時は大工を呼ぶ予定だが今日はアルバイトで間に合わせる。 
 
職人不足と言うと年配の方は怪訝な顔をする。職人は余っていると思っている方が多い。実際年配の大工はアルバイトのような仕事をしたがる。だから毎日働かないのも多く大工不足を信じない。 
 
使える大工がいないと言うことなのだが半端な大工は多い。年金をもらうような歳になれば毎日は働きたくない。休み休みでのんびりやりたいのだろう。土工や屋根職人などきつい仕事が不足する。 
 
当社のような刻みから建て方まで昔風のやり方はきつい部類に入る。一度やると二度と来ない大工がいっぱいいる。道具も満足に持っていない。挙句に現場のホコリが多い方だからなおやりたがらない。 
 
その中で腕に自信を持ち本格的な大工としてやりたがるのも少ないがいる。焦らずそう言う大工を見つけるよりない。若い大工にもそう言うのはいて見つけたいとは思っている。なかなか出会わないが。CIMG7223


職人の魂

気温が低く霙も降った。外部工事がないのであまり気を使わなくてすむ。先月で引き渡しは終わったし動いている現場はない。明日は地鎮祭を予定している。 
 
作業場では息子が一人で材木を引っ張り出したりはこんだりしている。アルバイト君を雇って加工をしたりしている。とうとう大工が見つからずとりあえず一人で刻みをやる。 
 
大工不足は深刻で手当たり次第電話するのだが見つからない。年配者はいるのだが手刻みの現場はやりたがらない。プレカットに比べ体力を使うのと老眼にはしんどいからだ。 
 
年配の大工たちはホームセンターとか下請けで細々とした仕事をやるたがる。適当に間が空くし技術もいらない。仕上がりが下手とか言われることもない。気楽だと言うことだ。 
 
若い大工は住宅会社などの請負に入りたがる。現場ごとに金額を決めてあとは体力に任せ早く終わらせる。ニンジンをぶら下げられているようなものだ。やる仕事も簡単だし慣れると早くなる。 
 
職人の魂はどこへ行ったかなんて言うつもりはない。ないが腕で勝負とかできたもので仕事をとるとかの感覚はなくなった。金を稼ぐためと割り切って簡単な方を選ぶ。これからも変わることはないだろうと思う。