青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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複雑な間取り

今日は朝から会計事務所の来社。先週予定だったが私が忘れて伝票を書いていなかった。会計処理をお願いして20年以上になるが初めてののことだった。現場や広告や支払いですっかり忘れていた。何ともしまらない話だが大慌てで書いて延期してもらった。午前中で処理も終わってリフォームの現場へ。 
 
塗装が月曜から続くがまだ完成しない。なのだがクロス工事が今日から入っている。ヒマなのだろうが仕上げ関係は5,6月以降でないと仕事がない。連休があるので早めにと入ったのだろう。困ったのは塗装屋で仕上げが今日明日なのでホコリが大敵だ。1日空けてもらうよりないだろう。電気工事の変更があって今日済ませた。 
 
サラリーマンなら待ちに待った連休到来だが自営にはただの休み。メーカーや材料屋が休みなので仕事にならない。仕方ないからこちらも休むよりない。例年滅多にやらない家のこととか薪割りに精を出す。 
 
実は自宅を少しリフォームしようかと思っている。私が建てた親の家に住んでいるが自分の家は息子たちが建て替えた。以前は両親の寝室だったところが物置状態になっている。娘が住んでいたこともあったが現在はアパートにいる。 
 
南東側にあって日が当たり空き部屋にして置くのが勿体ない。キッチンとつなげてリビングにしようかと思っていた。本格的に薪ストーブを設置して老後(?)をゆったり過ごす予定だ。 
 
紺屋の白袴で自分の家はなかなか取り掛かるヒマがない。いや予算もないのだが。で、図面を描いているが間取りを起こせない。自分で設計したのに寸法も柱位置も思い出せない。もちろん現地を採寸すれば良いのだがどうやったものか計算が合わない。 
 
なんとも複雑に作ったもので確か初めての設計だった。細々変形の寸法だらけで大工が苦労したに違いない。忘れてしまったが。10センチ単位で変形になっているので超複雑な間取りになっている。こういう設計者とは付き合いたくないパターンだ。自分のことだが。


ヒバのデッキ床

昨日から続けてデッキ床の工事。昼前には終わってお施主様に喜んでいただいた。木の大好きな方だったのでヒバの床は大満足だったようです。午後はまたリフォームの現場で棚の追加工事。塗装工事も昨日に続き作業中。私は足りない材料を運んだり工事終了後すぐ集金。
 
2年前に屋根の葺き替え工事をしたことがあった。きっかけは地産地消の本で最初は下水道工事の見積もりだった。競争に負けてがっかりしていたら屋根の葺き替えを見積もりした。こちらは目出度く工事することになった。 
 
その時に丸太を製材所に預けてあるとのことで運んであげることになった。偶然こちらの知っているところだった。山も所有していて木には詳しかった。デッキの床はその時からいつかは工事しなければとのことだった。それが今回の工事になった。 
 
張り替えることになって何の木を使うかになった。前は栗の15ミリ厚の板だった。偶然私がヒバの30ミリ厚の板を在庫で持っていた。工事しようとしたらキャンセルになって倉庫の隅にホコリを被っていた。 
 
栗の板も在庫があったが幅と厚みが揃わない。お施主様もこんどは違う木にしたいとの希望でヒバにした。当方も在庫がはけて助かる。もちろん木の好きなお施主様も大満足でヒバの香るデッキの完成になった。リフォームは一度あると何度もあるので小さなことでも嫌がらずにこまめに付き合ってあげることが肝心だ。CIMG4626


若年労働者

昨日も現場打ち合わせ。午後から家内と清掃。今日も朝からデッキ床工事の現場へ材木の配達。リフォームの現場は今日から塗装が入って週末までかかる。それからクロスと漆喰が入る。建具家具の業者が採寸に来る。追って金具や色の選定に入る。 
 
連休前に咲いた自宅前の廃校の小学校校庭で花見があった。町内会の主催で文字通り満開の花を楽しんだ。学校はもちろん私や息子たちの母校。生まれた時から見続けて学校が廃校になって3年目に入る。 
 
ご多聞にもれず空き家が増える町内は残った住民が親睦を兼ねて春の花見と夏の運動会をやる。学校があった時は面倒臭いと思った行事だが減った住民と触れ合う機会もなくなった。息子で4代続いた小学校も孫は隣の学校へ行く。 
 
過疎化とか地方の衰退とか言われるが確実に空き家が増え続ける。人口が減れば物が売れなくなり職場が減っていく。経済的に縮む経済規模だが働く人間には必ずしも不利とは限らない。なぜなら企業にとっては縮小だが一部では人が足りなくて困っている。 
 
意志さえあれば職場はあるものでライバルも存在しない。希望する職に就けないとか自営では売り上げが足りないところもある。あるが働ける労働者が決定的に少ない。いつも募集が絶えない業種もある。 
 
増える高齢者と逆に若年労働者は極端に少ない。建築現場でも着工が減るとか厳しいとか言われるが職人はどこでも足りなくて困っている。今後も厳しくなるのは避けられないから若い職人は仕事に困らない。それどころか職人がいなくて廃業が増える。廃業予備軍はかなりあって後継者問題もあって10年後の建築現場は全く見通せない。


古民家リフォーム第一弾

大工工事が終了で細部のチェックが大忙し。あそこを直せ、ここに傷がある、棚板を増やせ…..。1日現場で指示しまくり。いつも大工が終わる頃は疲れてしまう。残材とゴミを満載で倉庫へ往復。外壁のクレームがあったり材木の発注で製材所へ行ったり。 
 
3時前になんとか片付けて来週から塗装工事。クロスと漆喰が後半から入る。そのまま連休に突入だからいつまでかかるやら。中旬までには器具付け工事に入りたい。24,5日までには完成させたい。最後に薪ストーブ設置で終了となる。 
 
今回は古民家リフォームの第一弾なのでかなり頑張ったところがある。材木に関しては予算以上にかけている。腰板とか天井の板張り在庫品を使ったのもあるが安く上がっている。単に材料だけでなく大工たちも組んだメンバーが良い仕事をする。スピードも早く真面目でこちらが良いと言っても手抜きなしだ。 
 
このメンバーで当分やる予定になっている。こちらの仕事が切れるとあちこち仕事をかき集めて休みがない。息子もこちらの仕事が空けば手伝いに行っている。本当は当社だけで余るほどあれば良いのだがそうもいかない。リフォームはある程度スピードがないと予算オーバーする。その点でも段取りもよくスピーディなのは助かる。
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余りもの

今日もリフォームの現場へ。朝から細部の点検とたりない材料の手配。と言うものの細かいビスとか金具なので近くのホームセンターなどに走る。結局朝から晩まで大工たちと現場で作業。 
 
いよいよ明日で大工工事が終了。私の現場は国産材と大工の技術がウリなので今日までが大事になる。腰板一つとっても材質から見切りや巾木の寸法までそれぞれだ。こんなややこしいことをしなくともと思われるかもしれない。 
 
限られた予算の中で少しでもいいものを作りたい。そうなるといい材料で手間隙をかけると良いものができる。どちらもコストに跳ね返るから少しでも抑えたい。同じ手間をかけるなら良い材料を使いたい。仕入ると高くなるが在庫で残っているものを間に合うように工夫したい。 
 
もちろん都合よくいかないのは世の常。間に合わないので混ぜこぜになる。同じ材質でも作った時期で微妙に厚みとか幅が違う。そこを何とか加工しながら本来はできなかったものが作れる。同じ予算で仕上げのランクが一つ上がる。 
 
手作りと一口に言っても材料も加工の仕方で随分違う。この前と同じだから余った分で作れる筈となる。ところが余りものは節や傷があるもの入っている。数は間に合っても作れなくなる。そういう苦労にもめげず今回も見積もり外に等しい仕事をしてしまう。
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