青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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老後のためのリフォーム

昨日よりだいぶ涼しくなって快適な1日。朝から見学会のお客様のところへ。色々お話を伺いながらこちらの提案をすることにする、22年前に建てた家は設計屋の図面で大工が建てた。吹き抜けや開放的な間取りだが暖房が全く間に合わない。同年代のご夫婦の老後を見据えたリフォームになる。 
 
リフォームのそれも老後の備えとしては潜在需要は物凄い。築20年前後と壊すにはもったいない。リフォームなのだが大掛かりになるのは目に見えている。資産や預金の高で実現できる方と諦める方に分かれる。 
 
若年層だけでなく熟年層だって格差は大いにある。年金だけが頼りでは病気になったら資金不足になる。上がり続ける介護保険料で年金が下がらなくても苦しくなる。最後まで自宅で頑張るためには住まいがそうなっていないと難しい。 
 
介護施設だって簡単に入れなくなるかもしれない。自宅で頑張るには夫婦だったら良いが一人では不安だ。しかも家がそうなっていないと頑張れない。最後まで自宅に居るためには何らかの手を打たないとならない。つまり老後のためのリフォームと言うことだ。


見学会2

例年今頃の時期にえらく暑い日が続く。田植えの真っ最中で喜ばれるですんがね。で、こちらは見学会の真っ最中。昨日の日曜も午前はペケだが午後は3組ほど。夕方後片付けで終了。今日は鍵をお渡して引き渡す。クレームと言うか直しがあって現場へ行く。午後は図面作成。 
 
今回は予約制もあって数も少なく相手をするのも楽だった。電話が来てから現場へ行っても間に合う。何組かは招待客なので尚更だ。誰でもOKの場合だと来なくても誰かが現場にいないとならない。と言うよりも一日20組も来場すると相手をするにも疲れる。呼んでおいて疲れるもないのだが。 
 
仕事は不思議なもので色々な縁で繋がってくる。見学会などはそう言う意味でてっとり早い。地図を載せて新聞広告を打てば良い。興味があれば寄ってくるしダメな時はダメだ。経験で何となくこう言うのはダメとわかる。広告のデザインとかインパクトがない場合。場所がわかりにくい場合。まあこう言うのはダメだろう。 
 
古民家とか一般受けしそうもないのもダメかもしれない。逆に古民家と現代風をうまくミックスしたようなものは受ける。受けるのだが限られる客層しか狙えない。当社としてはこう言った方々にPRしている。古民家とか明治大正の洋館とか古いものに興味を持つ。大概一度普通の家を建てた方に多い。 
 
予算的に手を出せないのもあって中高年に多い。リフォームと新築と半々か。老後の住まい作りは避けて通れない。いつかはどうにかしないとならないと思っている。資金の目処がつく方のみ現実化できる。


見学会

今日も見学会は続く。午前中一組、午後一組。ほぼ予想通り。新築とリフォーム、これも予想通り。半分は新築だろうと思っていた。明日は招待した方もいるので若干は多いかもしれいない。地図を入れてだれでもOKのやり方に比べ予約制は電話が来てから現場へ行っても間に合う。その間他の仕事ができる。 
 
見学会は何度かやったが予想をはるかに超えて大勢来たときもあった。逆に一日いっぱい待っていても一組だけと言うこともあった。一般的に分かりやすい場所とか工事中も目立って見られているところとかは多いものだ。今回はよほど詳しく知っている方でないと来れない。 
 
多分少ないと踏んでいたので予約制にしたわけだ。電話なりメールが来てから現場へ直行しても間に合う。何よりたくさん来ていただいても確率が落ちるだけだ。何組も来場していただくと一人一人とじっくり話ができなくなる。 
 
初めて出会って互いの人となりがわかるのは重要だ。そう言う意味で当社のように少ない現場でやっているところでは大勢の来客はあまり意味がない。過去に二日間で4組しか来場がなかったのに全員建てた例もある。予約制であれ何であれこちらに関心があれば客は来場する。明日が最後なので頑張らないと。


終の住処

今日から見学会。新聞広告も入ったし後は待つだけ。午前中は電話が1件、午後から来場。本日の成果は以上。ストーブ屋が設置して説明。三上氏が県産材の本の取材で会場へ。会場に1日いると疲れる。午後は車の中で一眠り。 
 
午後来場したのは奥様。ご主人が私と同年齢。築20年ちょっとで設計屋に作らせた家は格好だけで寒いと。よくある話でデザイン最優先の高級住宅(らしい)。老後を見据えこのままでは寒くて我慢ができないと。本物によるリフォームは初めて見たとかでえらく感動された。 
 
他所だとビニールクロス張りの作りが普通だ。匂いに敏感でアレルギー体質で現場の近くの耳鼻科に通っていた。耳鼻科の帰りに寄ってもらった。日曜にご主人も連れてくると。 
 
何度も終の住処はこんなのでは嫌だと奥様は言う。平屋で庭のすぐ近くで寝たり過ごしたいと。こう言うパターンがこれから増えると思われる。寝込んでも外部と遮断された隔離は嫌だと言う。私の同年代は皆多かれ少なかれこう言う希望を持っている。夢のままで終わるか実現できるか。 
デーリー古民家見学会2


見学会

午前中は打ち合わせ、ついでに見学会の現場へ案内する。午後は図面と明日の準備。広告も入るし何人来場するか。予約制だと急減するのが普通だ。スリッパや資料など旗も必要だな….様々準備するものがある。 
 
今回はどう言うわけか過去に見積もりして成約できなかった方が来場する。不調に終わっても諦めずに再訪問で復活したものだ。当社の現場や見学会で見積もりまで至ったが何かが足りなくて成約できなかった。お施主様にしても一度当社の現場をご覧になれば他社はいかにも物足りない。 
 
事情はいろいろあって先方の事情もあるがほとんどは金額になると思われる。予算に合わないと言うことだがこちらもそう簡単に仕様変更できない。代わるものが無いのと技術的なものが大きいのでさして変わらない。本物に拘れば何を選んでも工賃がかかる。 
 
大工は自社。それも息子が全て仕切る。上棟式で棟梁が若いと参加者からよく言われる。ベテランすなわち腕が達者とは限らない。熱意と思い込みが全てなので食えれば良いやと言う程度の大工は腕も三流だ。若くても宮大工のところで修行して熱意があれば腕はすぐ追い付き追い抜く。  
 
あまりにも棟梁らしく無いのでベテランの一番年上の大工と二人で酒や塩を撒く。ほとんどの方は年寄りの方を棟梁と思い込む。まあ息子も別にどうでも良いと言うのだが私も気にしない。要は出来が全てで使えなければ途中で交代もある。息子は当社の仕事がないときは他所に応援に行く。もちろん若いから一番下っ端扱いになる。