青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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段取り

雨降りの一日、午前と午後に現場へ。店舗の方は今日は休みで誰もいない。リフォームは建具とエアコンの取り付け。建具がつくと一気に完成した感じになる。塗装もうまくいってぴったしと言う感じ。 
 
今週はリフォームの現場が業者が入らなかったので進行が遅く感じる。建具が入ってから進んだ。来週は外部の叩きと照明器具がつく。これでほぼ完成となるがあとは調整と清掃になる。 
 
小さいリフォームが増えて予定を組むのに苦労する。業者が入れ替わり入るがすんなり来るなら問題はない。人手不足の折から簡単にはいかない。催促しようが脅そうがどうにもならない。 
 
職人不足は工事価格に微妙な影響を与える。現場へ来てもらう方が先で次が値段になる。どうしても値切るのがやりにくくなるのは当然だ。同じようにこちらもいっぱい仕事があって断るようであれば良い。 
 
まあ建てた方からとか知り合いとか断りにくいのもある。仕事の段取りから施主の都合のいい時期に着工できるとは限らない。こちらの都合で好機を決めるのだがうまくいかないことも多い。 
 
結局間が空いてしまったりやたらに忙しかったりする。下受けの業者から仕事を早くやりたいとか言われることがある。彼らも段取りがうまくいかないのだろう。仕事はなかなか順調にはいかないものだ。 
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廃校

今日も気温が上がらず少し風も出る。午前中はリフォームの現場でゴミ片付け。昨日養生を剥がしたので床が表になっている。掃除しながら傷や不備を見つける。午後は店舗の現場へ行くが業者は休み。 
 
朝7時10分になると家の前までタクシーが来る。今年から小学生の孫を迎えに来る。家の真ん前に学校はあるが廃校になった。だから毎日タクシーで近く小学校へ通う。帰りは児童館へ直行し迎えに行く。 
 
出勤の時間なのでいつも孫を見届けてから出る。私も含め4代通った学校だが孫は違う学校に行く。市部とは言っても郊外なので息子の時には複式だった。あれから15年ほどで廃校になった。 
 
私は同級生が31人いて全校では200人以上だった。運動会や学芸会は結構人で溢れた記憶がある。50年ほどで全校児童10人まで減った。 
 
一番多かったのは団塊の世代で私が最後の頃だ。町内にセメントの材料になる石灰岩の鉱山があった。機械化以前だから坑夫が沢山いて社宅が立ち並んでいた。戦後の復興期でセメント需要が多かった。 
 
子供も増えて田舎なのに売店とか酒屋もあった。セメント需要の低迷で他所から来た坑夫が一斉にいなくなった。農家ばかりが残って学校も人数が減った。廃校はちょっとした栄枯盛衰でもある。 
 
人口減と高齢者ばかりのただの田舎になってしまった。空き家も増え田圃も休耕が年々出る。まるで日本の将来を見るようで淋しくなる。そして同級生で働いているのは私だけになった。


追加工事

昨夜の雨が少し残って午前中は曇り。午後から少し晴れるが気温は上がらず。店舗の現場は大工が最終日で足りない材料を運んだり片付けたり。 
 
施主の希望をあれこれ聞いて結局1日がかり。既製品の建具を使ったが現場の水平が悪くうまく入らない。簡単に取り付けできるのがミソなのに小一時間かかった。結局見積もった大工の人工は入ったことになる。

追加工事があったのでその分の工賃もある。追加工事は材料費ぐらいしか施主は考えていない。例えば手摺をつけるとなると材料費と工賃になる。工賃はただかそれに近いと思っている。 
 
それに手摺りは取り付けは二人の方が捗る。私がいたから良かったものの一人だと結構かかる。リフォームはそう言った小工事が次々と発生する。一々見積もりも面倒なので材料費ぐらいしか言わない。 
 
工賃がどの位かかるか素人にはわからない。面倒でも幾らになるかきちんと説明しないとならない。現場に行く機会が増えて面倒ではある。面倒なのだがそれがリフォームだから仕方がない。 


今日も暑い、昼にいきなりの雨。リフォームの現場へ配達中だったので焦りました。店舗は大工が今日でメドがつき明日にも終わる。クロス張りが進行中で便器と照明器具の取り付けで最後になる。 
 
店舗は追加が増えて大工も仕事が増える。水道業者も電気工事も次々と追加工事になる。リフォームでは良くあることで見積もりでいかに見こむかだ。注文もないのにどうやって見積もるか。 
 
水回りのリフォームなら器具取り付けだけでなく既存配管の交換も見込む。往々にして器具交換をすると違う部分から漏ったりする。配管が古いと良くある。床を張り替える場合は下地の材木は全て交換するようにみる。 
 
壊してからあれがこれがと施主の意図しない追加はトラブルの元になる。別途施主が追加するような場合はなら良い。状況を見て交換の必要があるかどうか判断する。 
 
新築はデザイナーでも設計できる。リフォームは現場の状況を判断できるかどうかで決まる。見た目だけ設計しても見積もりからオーバーしてしまう。着工後の金額の追加は施主の追加希望以外はできない。 
 
増える予測のリフォームだがデザインだけでなく見積もりの正確さも重要だ。テレビで見られるようなデザインとかアイディア最優先のリフォームはすぐ壊れる。耐久性という時間がかかるわかりにくいところは無視されている。 
 
リノベーションは大流行でリフォームの大型版だろう。全て壊して間取りから機能まですっかり変える。地価の高い都会では有効だが地方ではそこまでかける理由がないと思う。少なくとも新築の金額を超えるなんてのは問題外だろう。


店舗

暑い一日で店舗の現場で残材を片付けた。階段の上り下りがすごくて最後は足が上がらなくなった。大工とクロス貼りと電気工事が進む。何とか目処がついて2,3日で終わりそうだ。 
 
ゴミが多くて残材だけでなくお客様のゴミもすごい。建材だけだったら大したこともないがいつ使ったのか前の工事のゴミまで運んだ。ゴミ処分料は上がる一方でサービスで片付けますなんてのは昔の話だ。 
 
海洋ゴミもそうだが安易に使わなのに取っておくと片付けが大変だ。結局二階や使わない部屋に溜め込むから出して運ぶのが苦労だ。店舗なのでマンガ本とかLPレコードとか置いてある。 
 
オーナーは多趣味な方でバイクだけでなく何でも蒐集する。店に来る客は趣味に繋がる方ばかりだ。ツーリングのバイク乗りが全国から集まって来る。民泊希望が多いので部屋を作って貸す。 
 
限られた予算で何とかと始まったのでコストは厳しい。どの業種の安く工事するように言うのだがなかなか思うように下がらない。やり慣れない仕事が多くつい予算が膨らむからだ。