青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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塗装

晴れて暑い、前に戻った。午前中は現場と新しい現場へ見積もりに行く。店舗の改装だが魑魅魍魎と言うか真っ暗で何も見えない。入るのに勇気がいるような変な店だ。昼時には結構客が入ってくる。 
 
リフォームの方は塗装が終了かどうか。大工がデッキと物干しを付ける。明後日あたりから左官とクロス貼りが入る予定だ。双方2週間もあればできるから来月初旬にも器具付けに入れる。 
 
昨日は雨で暗かったのもあって内部塗装の色が薄くてぼんやりした感じに見えた。仕上げ塗りがかかるとシャキとしてよく見える。最後まで見てから文句を言うべきで昨日言わなくてよかった。 
 
職人はこちらの要望を正確に伝えると最善を尽くして仕上げる。こちらのイメージの伝え方次第でなんとなく違和感のある色になる。着色なので透明感は望むべくもないが濁った色は見栄えがしない。 
 
塗料は種類も多くどれにするか選ぶのが難しい。仕上がりのイメージが木部の場合は目が消えないのが絶対条件だ。せっかくの無垢材の色を活かせないのはまずい。建具や家具がどんなに素晴らしくても映えない。 
 
透明なら簡単だが着色は色の濃度よりも目を生かせるかどうかだ。いわゆるペンキのようなものは最低だ。サンプルを作りなんども経験して塗料を選べるようになる。色見本だけでは到底イメージはできない。


無垢材

久しぶりの雨、時折強く降って事務所のハナミズキが周辺に花びらを散らす。咲くと綺麗なのだが散ると道路から事務所まで汚れる。 
 
午前中は一昨年建てた方への点検に伺う。大工と建具屋でできるところは終わる。当社では建てて1年目と3年目には点検に伺う。無垢材だから割れや収縮はあるし建具も狂う。 
 
建材化が進んで印刷とベニア技術の仕上げ材が増えた。施工の省力化と工期の短縮を謳い文句に住宅会社には標準になった。本音は別なところにあって施工技術の低下とアフターの簡便化だ。 
 
ベニアで作る建具家具類は狂いにくい。中が空洞で金物の進化で狂いへの対応が簡単だ。ドライバーだけで調整できる。素人でも直せるから職人はいらない。 
 
問題もあってベニアはもちろん作る際にボンドで糊付けだから意外に重い。金物が入るからドアなども重くて丁番が取れてしまう。構造材の芯材が弱くてビスが抜ける。 
 
調整できる金物は機構が複雑で重いからだが長持ちしない。さらにベニア類の高騰で紙のような素材に変わった。それが重いから始末に負えない。建てて10年は保つとして壊れ始めたら交換しかない。 
 
無垢材は狂いやすいが削ったり金物交換で長く使える。長くと言うより何世代も使える。職人の手つくりだから後継者がいなかったり減っているのは残念だ。建てる業者も減っているから丁度良いかもしれないが。
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古民家リフォームのウリ

今日は一番の暑さ。夏本番だが現場は外部の工事がない。塗装業者が内部塗装をしている。お施主様との打ち合わせで午前中かかって細部の仕上げを確認いただいだ。共働きで忙しく時間を取れない。 
 
定年も近づいて重要なポストなのだろう。まだ現役なのでテキパキと物事を決めていく。実際の現場を完成近いところを見ながらさらにこだわりの部分を確認していく。古民家リフォームの醍醐味と思う。 
 
照明器具にブナコを使ったりタイルに厚みのある高級品を使用する。メリハリをつけて凝るところとそうでないところを分ける。使わないだろう二階の子ども部屋は収納部屋に変わる。機能を一階に集中させてお金もかける。 
 
水回りの一部は既存再使用なのでその分の余裕が玄関などのかける。下駄箱もケヤキの手作りだし建具も凝っている。照明はブナコで決まる。一番の見せ場になる。リビングとキッチンはワンルームで間接照明で雰囲気を変えた。 
 
本物で建具家具を作りつけるやり方は当社のウリの一つだ。天板や付け柱、曲がり材を持っているからできる。そう言ったものを使うことで雰囲気がグッと本物っぽくなるし今までのクロス貼りとの違いだ。 
 
リフォームが主流になる予測が多いが競争も激しくなるだろう。当社のように本物を使うところをウリにするのは少ないだろう。大工の技術、作業場があることも重要なポイントだ。


景気悪化

気温が上がり暑くなる。現場にはシステムキッチンの業者が入る。大工たちは次の現場の加工で作業場へ。材料の搬入と加工で製材所へ行く。できた材料を現場へ搬入する。 
 
来週から本格的に仕上げ工事になる。塗装が入り漆喰とクロス貼りが施工し最後が器具付けになる。概ね3週間と見ている。6月の中旬には引っ越しができるようになる。 
 
予定より半月も早いが職人がすぐ来てくれるのが原因だ。たまたま空いていたのか景気が悪いのか。どの業者も似ていると言うことは現場がないと言うことになる。 
 
内閣府の発表にあるように景気は悪化の傾向になるようだ。消費税上げの延期が取りざたされるようになってきた。衆参同時選挙の口実に消費税上げ延期を挙げるのだろうか。 
 
選挙になれば自民党が勝つ確率が高い。憲法改正や沖縄の問題など多少強引にでもやれる状況になる。そして首相の任期延長なんてことになったら困ってしまう。 
 
政治的なことはともかく景気の悪化は地方にはかなり打撃になる。人口減もさらに進める結果になる。高校生の県内就職率は全国最低なのだがさらに下がることになる。


ヤマセ

雨は降らないが曇りがちで冷たい風が吹く。ヤマセと呼ばれる海からの冷たい空気が田植えのの時期に来る。これが冷害の元になるだが上着がないと寒い。後片付けをした大工は作業場へ行って加工をする。 
 
昨日から来た土工は駐車場のタタキを作る。内部の左官業者でもあるが漆喰やタイルはまだできない。塗装業者が月曜から工事するがその後になる。外部と内部が同時進行なので出来上がりも一緒になる。 
 
午後から店舗の改装の現場へより打ち合わせ。来週から工事になるが材木、建材の発注急ぐ。材木は製材所に在庫があって明日にも加工できる。建材は4,5日かかるから着工してからになる。 
 
同時に下請けの業者と打ち合わせなければならない。大工工事が主で大きな工事はないが工程がある。今月中の完成を目指している。リフォームや小工事が続くが段取りと打ち合わせが重要だ。 
 
業者も順調に入るし工期が早くなってお施主様には喜ばれるだろう。昨年の記憶があるから工期を長く見たが訂正しないと。逆に景気が悪くなって仕事が減っているのか心配になる。