青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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作業場の伐採

気温が上がりまるで春のような天気に。作業場では大工が加工に精を出し夕方現場搬入。カーテンの取り付けがあって私が取り付ける。独立前の会社ではカーテンレールの取り付けもやった。あの頃に比べると上を向いての作業はこたえる。 
 
作業場では周囲の木を伐採中で明るくなった。秋には落ち葉が道路一面に広がり側溝がつまる。大木の根元にはキノコが生えて当たるとダンボール一箱ぐらいになる。綺麗になくなってキノコには影響があるだろうか。 
 
木を切ると一斉にツタやバラなどが生えてくる。草も元気になるしそれはそれで大変だろう。せっせと草刈りをしないといけない。隣の製材所の裏に崖があって崩れて倉庫が危ない。崖の修復工事をしたいと社長が来た。 
 
ちょうど当社の入り口から作業車が出入りする。借りている作業場は倉庫以外に敷地の余裕がない。材木を置けば車の置き場がない。だから道路に並べていた。今後は邪魔になるので置くことができない。 
 
作業場は当初はただの倉庫として使っていたが5,6年前に加工機を設置した。出入りする回数が増え駐車することが多くなった。大工の人数が多いと4,5台停める。4m道路なので乗用車がギリギリ通れるがダンプは無理だろう。 
 
来春まで駐車には苦労しそうだ。少し離れたところに止めるとかしないとならない。在庫は全て製材所に預かってもらっているので材木はあまり作業場には置かない。その分駐車できると言うことだが。


無節

今朝もボイラーの故障の現場があって行く。メーカーの在庫があったのですぐ交換。作業場では外壁材など外部の仕上げ材を加工している。知り合いの製材所の倉庫を引っ掻き回し無節の板を集めた。 
 
板材は無節、上小、節ありと分けられる。無節は節なしで上小になると小さい節や傷がある。節ありは言わずもながで並材のことだ。価格的には二乗倍で高くなり上小は4倍、無節は8倍程度になる。 
 
一般的には無節も上小も区別されないが専門的には別物だ。少し太めの丸太からは上小が何割か取れる。その中でも目がまっすぐで節も傷もないものが無節になる。もちろん超高級品と言うわけだ。 
 
今回は鎧貼りに上小と並材を混ぜて使う予定だ。見える部分は上小で裏側とかは並材で行く。塗装でかなりわからなくなるので無節の家だと思っている方が多い。 
 
前日のリフォームがカーテン付けで終わった。薪ストーブを設置して快適に過ごしている。今回は天井にライン照明を埋め込んだ。暗くなることも考えて計算したよりも多く照明器具を入れた。 
 
間接照明とかライン照明は明るさを決めるのに結構苦労する。計算よりも暗くなりがちであとで追加と言うわけにはいかない。コントローラー付きにすると安心は安心だがあくまで雰囲気作りとして使うものだ。 
 
古民家リフォームとはまた違った雰囲気だ。古い洋館という感じか。日中も日が差して明るく老後のリビングとしては良いかもしれない。薪作りで苦労するかもしれないが。CIMG7097

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軽油代

朝から会計事務所の来社で午前中かかって伝票整理。大工たちが作業場で加工に入るので製材所から引き取りに行く。午後は製材の皮の部分を薪用に引き取る。引き取るのは広葉樹だけでそのほかは処分してもらう。 
 
9月まで軽油はリッターあたり95円だったが今月は103円。月の請求書が1万円を下回ることがなくなった。値上がりもさることながら走る距離も増えている。忙しくなったのかアフターが増えたのか走るようになった。 
 
5,6年前だと単価も安いこともあり月の請求書が1万円以下が多かった。現場へ行く回数も少なかった。思うに大工工賃が現場ごとの請負で材木が足りないとか釘がビスが支給したことがなかった。 
 
今は材料費は原則当社持ちで大工は日当制に変わった。電話の回数や現場へ行く回数が増えている。その代わり曖昧な工賃もなくこちらの思い通りの施工ができるようになった。 
 
請負い制だと大工はできるだけ早く簡単に済ませたい。あれこれと変更ややり直しを嫌う。結局トラブルの元になったり追加料金が発生した。大工に振り回されることも出てくる。 
 
日当制だと何日かかろうとそのぶんの支払いだからやり直しや変更もこちらの判断でできる。納得いくまで工事ができる。ただその分細々と材料の発注や現場管理が増えてくる。 
 
ほぼ毎日現場へ行くようになり材料やゴミの処分まで全て私の仕事になった。だから走り回るから軽油代が増えているのだろう。しかしおかげで納得のいく仕事ができ言うことを聞く職人が集まるようになった。


仕事に現役

朝は氷点下になるのが当たり前になった。少しでも晴れると暖かいような気がする。日中は日が差したりすると寒さを感じない。午前中は会計事務所の来社があるので伝票整理。 
 
普段全くしないのでまとめてやるのだが手書きが面倒臭い。漢字が思い出せなくていちいち時間が掛かる。なんでもワープロとかパソコンになって久しい。同時に漢字を書くこともなくなり書けない。 
 
読む方はなんとかなっても書く方がダメだ。老化防止には書くことが良いらしいが確かに頭を使う。文章を書くのもそう言う意味で良いことだと思う。ストーリーを考えたりもちろん漢字を使わないとならない。 
 
先日の健康診断の結果が届いた。特に大きな変化もなく脂質とか肝機能などが少しずつ悪くなっている。老眼も毎年のように落ちてメガネなしでは生活できない。生まれつきだった聴力は悪くなる一方だ。 
 
飯もうまいし仕事は何の苦もないしこのまま少しずつ老化していくのだろう。できるだけ歩くこと以外に特に心がけていることもない。ワンコの散歩もこの一環で寒くなると面倒にはなる。 
 
定年過ぎた家内と毎日仲睦まじく一緒の時間が多くなった。家内が現役の時は家に帰ってもいない時があった。今はほとんど夕方は帰ってくる。明かりがついた家に帰るのが当たり前になってもう3年になる。 
 
喧嘩もせず健康で過ごせればこれに勝ることはない。どちらかが寝込んだりしたらなどと考えればキリがない。毎日元気で仕事が楽しければ言うこともない。運動と頭の老化には仕事に現役が一番良いと思う。


外壁の板貼り

雪が積もって一面真っ白。午前中は現場と作業場へ。外壁用に板を用意したが節が強すぎて使えないと大工が言う。慌てて製材所の在庫を探し小節の板を作ってもらう。乾燥が十分でない恐れがあるので乾かさないとならない。 
 
自社の杉も製材中だがこちらはもちろん生で使えない。なので製材所の在庫を探して寸法を決めて確保する。生だったらどこでも買えるし丸太もある。乾燥材でないと貼ってから割れたり反ったりする。 
 
50年前だったら外壁の板貼りは普通で製材所も在庫があった。手間のかかるささら付きの下見貼りは少なくなった。雨ざらしになる外壁なので割れと反りは目立つ。板幅の寸法を10センチとか小さくすると少しは目立たたない。 
 
ささら付きの下見貼りは鎧貼りと言うが昔は定番だった。板の寸法も厚みも幅も大きかった。15センチ以下とそれ以上は丸太から取るのに歩留まりが違う。つまり15センチ以上は予算があると言うことだ。 
 
鎧貼りは下見貼りだから重なりがある。20センチ幅の板だと言っても重なりが15ミリで18センチくらいに仕上がる。昔の豪邸などでは見えがかり20センチ以上はある。1尺幅くらいの板でないと作れない。 
 
幅一尺の板は直径40センチクラスでないと取れない。相当高くついてしまう。木の豊富な昔だからできたが今はかなり贅沢な方だろう。その上無節を望めば大変なことになる。当社でも全部無節は無理でも小節程度でなんとかまとめている。