青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

0178-25-6020

現場

またもや冷たい雨が降りしきる。新築の現場は最後の仕上げ工事で業者が集まる。ゴチャゴチャ車が溢れ隣のお寺さんの駐車場まで並ぶ。最後の仕上げはいつもこんな状態になる。 
 
お施主様もいらしてさらにてんやわんや。監督者は現場に立っているだけと思われているから時間を取られる。棚板が足りないとかビスが飛び出して取り付けできないとか次々と問題が出てくる。 
 
職人は短気だから物が入荷しないとすぐ帰ってしまう。なだめて調整するのも大事な仕事だ。帰られたら次来るのが遅れてしまう。その後でないと出来ない職人は怒ってしまう。 
 
設計者としては仕上がり具合が気になる。選んだ柄は合っていないとか思ったより安っぽいとかそちらが重要だ。すぐ訂正できるものはその場で直させる。見っともないが怒ることになる。 
 
発注ミスもその時になってからわかる。で、それをどう調整していつ入荷でするか職人に指示する。今週いっぱいはこんな事が続く。夕方には疲れてぐったりしてしまう。 
 
40年もこんなことをやってもミスは減らない。性格と言うよりも仕上がりが気になり発注が遅れたりする。設計者との視点がないとどんなにか楽だか。設計にこだわりがあるから現場を思い通りに動かしたくなる。IMG_1868


4輪駆動

台風並みの猛烈な雪と風。こんな天気にはあちこちからクレームと言うか文句が来る。殆どは雨漏れで外壁とかサッシの隙間から来る。現場もあちこちあって引き渡し間近で電話も多い。 
 
来月には引き渡し予定の新築は仕上げが急ピッチだ。漆喰も今日で終わりタイルと十和田石貼りが続く。電気工事が始まりいよいよ仕上げのイメージが固まってくる。と言ってももう変えることはできないのだが。 
 
今週は床壁と電気配線が完成する。来週は清掃の後建具、畳がつく。ここまで来るとほぼ完成なのだが今はゴミにまみれてイメージしにくい。日曜に清掃が終わるまでお施主様にはあまりお見せできない。 
 
外部もカーポートの取り付けで完成する。その下地の準備で砕石を敷いた。雪解けで膿んで来るので凍った土は取り除く。そのままに撒いても膿んでグチャグチャになってしまう。 
 
2,3週間で現場は終わる予定なのでもう一踏ん張りだ。業者からはひっきりなしに電話が来るし現場も行かないとならない。またスタンドの請求が増えてしまう。積雪があると4輪駆動では走るので燃費が落ちる。 
 
トラックの駆動はガチンコの4輪駆動なので抵抗は大きい。高速ではあまり使わないようにしている。燃費も走りも大いに落ちるからだ。シフトレバーを入れるのもコツがあって力任せでは入らない。扱いにくいところが何とも手放せないのだ。


漆喰

日曜から冷え込んで真冬に戻った。日曜は薪用に買ったナラの丸太を切った。直径20センチから30センチぐらい。大型一台分を積んである。1年どころか2年ぐらいは保つだろう。 
 
薪用としてはナラが一番人気だが重くて硬い。生はまるで鉄かコンクリートかと言うほどだ。長さはトラックの荷台に合わせ2.1mぐらいだ。6等分にして35センチぐらいの玉にする。 
 
細いのを試しに割ってみたが簡単だ。多少太くても生は面白いように割れる。切ったばかりの丸太は水分が多いので割れやすい。乾燥させたらとても割れるものではない。午前中でギブアップしてしまう。 
 
昨日から新築の現場は漆喰が始まった。毎度お馴染みの職人たちが下地処理から始める。目地にテープを貼り下塗りを塗り乾かないうちに仕上げる。仕上げと下塗りが同時進行で進む。 
 
自然素材ブームで漆喰や珪藻土が流行ったがいっときで終わってしまった。職人が少ないのと手間がかかり高くつく。家全部ならまだしも一部屋とか小さいとなお高くなる。漆喰は材料費と工賃からなるが材料費は知れたものだ。 
 
ほぼ技術料といっても過言でない。準備をして塗るのに小さいと効率が悪い。気まぐれに一部屋だけとか材料を練る時間の方がかかる。仕上げるのはいっときでも下準備や養生にかかるのだ。IMG_1843


やり慣れない仕事

昨日から真冬に戻った。午前中には雪もぱらつき本格的な冬になった。薪用の丸太を買ったので自宅の倉庫前に積んだ。結構な量で我が家と息子の家には十分だろう。事務所も使うのだが現場の残材も出る。 
 
一昨日からビルの改装工事に入っている。天井を落とし壁や床を張り替える。今冬の寒波で給水管が破裂した。3階から漏ったので下の階は水浸しになった。天井は剥がして断熱を入れ直す。 
 
今週は大工が来週から塗装となる。壁のクロスと床のシート張替えが済むと照明器具とかエアコンの取り付ける。3階たてのビルなので誘導灯とか報知器が付いている。こちらも濡れたので交換する。 
 
器具を発注して驚いたのが価格の高さだ。消防とか行政関係の器具はあまり出ないのもあって高い。仕入れルートも限られほぼ競争がない。見積もりの甘さがここに出て一気に儲からなくなった。 
 
木造のそれも住宅ばかりやっているとビル関係がわからない。各種法規にがんじがらめなのを忘れていた。いつものやり慣れた仕事と違い器具とか構造的な工事の難しさを見逃す。まあやり慣れないことはするなと言うことか。IMG_1839


手間かからず

月が変わって2月。今日から新築の現場は塗装業者が入る。今週中を予定して来週からいよいよ漆喰になる。今月中の完成を目指してこれから急ピッチに進んでいく。資材発注や手配でいろいろ忙しくなる。 
 
明日からビルの改装工事を予定している。今冬の寒波で古いビルの給水管が破裂した。3階から漏って1階2階が水浸しになった。幸い保険に入っていたので工事費は出る。 
 
貸しビルなのでテナント分が各業者手配となって当社は公共部分と空き部屋をやる。投初全部予定だったのが半分以下になってしまった。正直な話、テナント部分は什器や商品があるので工事が難しい。 
 
まあ効率から言えば今の方が良いのだが金額が減る。工事金額が減るのは少しガッカリするが工事の面倒さは無くなる。面倒とは言っても手間さえかければ何とかなる。 
 
コロナがあっても業者の中には忙しいのもいる。元請けの業者は仕事を欲しいが職人の立場では逆だ。人手不足で今ぐらいでやっと釣り合っている状態だ。これで仕事が増えたらどうなるか。職人の拘束時間が長いと揉めてくる。 
 
徐々に景気は回復するだろうが職人は増えない。結局手間かからずの工法が幅を利かす事になる。当社には困った状況が続く。仕事は取れば何でもと言う時代は過ぎた。儲からないのや手間のかかるのは敬遠される。IMG_1823