青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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画一化

銀行へ行ったり伝票を整理したり午前中は事務所。昼には地産地消の本の三上氏が来社。
昨年総集編として発行された本を他所で配ってもらおうと依頼してあった。
以前掲載されたものを集めたから同じのが別の本に載っている。ダブルから無駄だと思っていた。

どちらかと言うと当社で配るのはたかが知れている。図書館とか書店で無料配布してもらった方が効果がある。
そこで三上氏が引き取り書店などに持って行ってもらった。多分一月もかからず捌けてしまうだろう。

総集編もだが3月刊行予定の編集がさっぱりだ。例年ならもう印刷にかかる頃だろう。
原稿も来ないし間に合うのだろうか。

何事も熱意がなければ成し得ない。今年から代わった業者はこだわりや熱意が感じられない。
地元材を使った家つくりは少数派でこだわりがなければできない。
編集者もそれなりの知識が必要だ。

手刻みとか主流とは言えないものが一般の施主に受け入れらるには熱意が必要だ。
こうしたこだわりや信念のようなものが業者同様編集者にも必要だ。それでないととても興味を持ってもらえない。

ますます大企業が幅を利かす流れにマイナーなものを続ける業者は熱意がある方が多い。
衣食住のうち住だけが個性やこだわりから離れていく。ファッションや食はマイナーなものに注目が集まる。

物流の覇者であるイオンも画一化から離れることで生き残りを探る。なのに住まいだけはまだ画一化に邁進中だ。
いつになったらこだわりや手つくりの住まいが注目されるだろうか。


願望に近い予想

今朝も雪がぱらつく割には暖かい。昼には日も出て道路は溶け始めた雪が車を汚す。
午前中は業者と午後はお施主様と打合せ。

午前中の業者はプレカット業者であまり縁がない。小屋とか何度か使ったことがあった。
傾向としては手刻みからプレカットの流れは増えている。いずれは新築もプレカットでと言うこともあるだろう。
付き合いだけは欠かさないようにしている。プレカット業者はもともと材木店や製材所が多い。
無垢材の丸太が売れなくなってプレカットに業種変換したところが多い。

何と言っても新築工事はプレカットが100%になる。だから業界の動きには敏感だ。
昨年と比較して今年の予想は横ばいと見ているようだ。消費税上げがあって駆け込みがあるかもしれない。
経済市況も横ばいか漸増と予想している。

来年の消費税上げ後の予想はだいぶ悲観的に見ている。私的にはそんなに変わらないと思うのだが。
数で勝負する会社には減るのが少なくとも業績には大きく出る。

その点当社のような零細業者には全体の流れより年々の浮き沈みの方が大きい。ここ2,3年少し調子が下がり気味だから今年あたりから上向くと思っている。
願望に近い予想だが。


リフォーム需要

昨日の雪が残って渋滞が続く。事務所のボイラー交換が午前中で済み暖房が効く。
ファンヒーターや電気ストーブではやはり能力不足だ。床暖房の威力はすごい。

床暖房屋は付き合いが長い。深夜電力の暖房が電力会社の要請で減る傾向だ。
その前は石油給湯器による暖房が主力だった。電気時代が10年ほど続き今は省エネタイプの電気の時代だ。
エコキュートとかヒーポンが増えた。

そのせいもあって温水を使う床暖房は時代遅れになった。親子でやっている暖房屋は仕事が減っていた。
しかし取り替え需要が発生してボイラー交換に忙しい。リフォーム需要そのものだ。

新築のように電気に変えたくても工事費もかかる。ボイラー交換だけだと懐には省エネだ、灯油も下がったことだし。
大手の給排水業者はボイラー交換などは面倒くさい。現場の下見と見積もり、工事、集金と手間がかかる。
その割には金額は張らないので敬遠気味だ。自社施工のときは仕方なくやるようだが。

暖房屋の話だと築20年くらいが多くてその頃は水周りが傷む。子供の手離れにもよるが大掛かりなリフォームは思い切れない。
定年とか子供の成長とかのタイミングでリフォーム需要は決まるようだ。故障という絶対的要素があればタイミングどころでない。

高年齢の世帯も結構交換が多いそうだ。故障というのは事情にこだわってくれない。
リフォームと一口に言っても金額は個々の事情による。大掛かりなものだけを狙ってもそううまくはいかない。

ただ言えるのは小さな仕事の裏には次々と小さな仕事が続くということだ。
とっかかりさえ掴めばリフォーム需要だけでなく子供世帯の新築まで芋蔓式に需要が出てくる。
独立するときにリフォームから新築需要を掴み売り上げを伸ばすと言う戦略だったのを思い出した。


エンコ

関東に降った雪が東北にも来た。あさから雪で午後には止んだ。
気温が高いのか溶けてまるで春の雪のようだ。大寒とはとても思えない降りかただ。

我が家は道路から少し下がったところにある。道路まで出るのに坂を登らないとならない。
昔からのことで私は気にしないが家内と息子の嫁さんは必死で雪かきをする。
出られなくなくなると言うのだが私は気にしない。4駆のトラックには何ほどのこともない。

午前中はボイラーの故障で暖房がない。自宅から持ち込んだファンヒーターで乗り切る。
降りしきる事務所の前の道路で私のトラックと同じのがエンコしている。聞いたら4駆が入らないと。
廃モデルになって経つので同色の4駆の同じ型は珍しい。しかも昨年建てた現場の隣の塗装屋のものだ。

同じトラックなので見覚えがあって職人達も知っている。牽引ロープはいつも積んであるので引っ張ってあげた。
偶然と言うのはあるものでフッと道路を見て私のトラックがいると思ったくらいだった。
動くわけはないのだが一瞬勝手に動いたのかと思ったのだ。

あちらは20年くらいになるようで私のより少し新しい。仕事用のトラックなので現場へ行くとあまり走り廻らない。
距離は私の半分しかなく営業に使わないと距離が伸びない。逆に言うとこのタイプは営業に使われないのだろう。
向こうも同じトラックがいるところでエンコするなんて思わなかったろうね。


定年時のリフォーム

朝からミゾレ気味の雪が降る。これからも続くので明日はどうなるやら。
真冬の一番寒い時期だが事務所の暖房ボイラーが故障した。先日着火不良で停止した。
やはりあれが故障の前触れで中から漏ってくる。これは大事で交換しかない。

業者に診てもらうと難しいのと金額が張るので交換が良いかと。覚悟したことであるが気が滅入る。
しかも一番寒い時期でもある。春まではまだあるし仕方ない。

昨日は法事で寒い中お寺や墓ですっかり調子が狂う。会食では風邪気味になって調子が悪い。
帰ってすぐ寝たので今日はなんとかなった。挙句に故障とか大雪とかどうもツイテいない。

母方の法事で板金屋だった叔父の法事だった。現役は仕事をもちろんお願いしていた。
叔父には従兄弟がいてちょうど定年間際でリフォームを検討中とのこと。

先日来考えていた中高年のリフォーム需要そのものだ。老後のこともあるのですごく関心を持ってもらえた。
高校生の子がいるので今しばらくは金がかかりそうだ。いずれ考えなければならないことは熟知している。

築21年の住宅会社の建物でいわゆるプレカット、ビニールクロスの家である。
4人の子供達も半分は独立して今は親子3人だけだ。進学ともなれば再来年から夫婦だけになる。
ちょうどくる定年もあってリフォーム、それも老後を配慮した設計を考えている。
この需要は身近にいくらでもあるし、総数も無限に近い数になる。もちろん資金的に恵まれていることが条件だが。