青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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つぶしあい

真冬らしい冷え込みの中、お客様のところへ薪運びをした。
残材や解体材を薪にして土場に積んであった。あまり薪としてはきれいでないが燃えることには違いない。
乾燥も十分だし薬物や塗装をしていない。普通に出回っている防腐土台は燃やすと匂いがきつい。
シロアリより人間のほうが参ってしまう。

手すりの現場が終了しケアマネージャーの検査もすんで報告書が届いた。
これで役所に申請できる。来月には補助金が降りる。

昼食に戻ると雪が激しく降ってきた。津軽地域はあっという間に80センチの積雪になった。
こちらは3月にまとめて降るが今は積もらない。仕事をするには都合が良い。

事務所の下のセブンイレブンが来月オープンに向け猛ピッチで工事する。
基礎ができて来週には鉄骨組み立てが始まる。中がオープンなのですぐできる。

もう一つの方は外壁ができて末には建物は完成だ。コンビニ業界は激しいつぶしあいで3強時代になった。
何もコンビニだけでなく全ての業界に共通の流れだ。住宅も規格化と建材化で大手オンリーに成るだろうか。

この流れでいけばリフォームくらいしか地元業者は取れなくなる。一部の高級住宅を除き新築は規格型で大手が圧倒しそうだ。活路はリフォームや超高級な数奇屋とか古民家しかない。
低炭素とか省エネ基準が難しいから工事費が高騰する。ますますマイナーな仕事しかなくなる。


環境に優しい

今朝も冷え込んで自宅前の小屋のゴミを捨てる。手すりの現場とか残材を持ち帰ったので溜まった。
燃えるモノと燃えないモノに分けまとめてゴミ屋にもっていかせる。何だかんだとゴミは増え続ける。

紙類はまとめてゴミに出すが燃えないゴミが溜まってくる。パソコン類の部品や現場ゴミが多い。
手すりを付けると養生の段ボールやシート類、ビスや切り端などだ。

食べ物もそうだが養生の類が大げさだ。プラスチック類の緩衝材も多い。
現場では段ボール類はトラックで一台ではきかない。持ち込むとタダなので持って行く。
資源ゴミに出したいが何せ多いのと大きい。普通の集荷場ではとても出せない。
多分出してはいけないと思うが。

キッチンなどは現場組み立てなので養生材や段ボールが軽トラック1台分も出る。
角につける緩衝材も結構な数だ。こういうモノが袋にごっちゃに入れられるので有料ゴミになる。
きちんと選別して段ボールや紙類を抜き取るとだいぶ減る。発砲スチロールやプラスチックはゴミにしかならない。

こだわった家つくりだと断熱材の養生くらいでゴミが少ない。設備関係もフローリング、羽目板も作るので養生材なしだ。
ボード類はハナから養生なしだし外壁材の段ボールくらいだ。もちろん木材の切れ端は袋に入れ薪になる。

自然素材の家とかこだわった家つくりは作るところがミソなので養生がない。
毛布に包んで運ぶ。プレカットと違い木材の切れ端が出るが薪になるだけだ。
こういう家つくりは環境にも優しい。


人生最後の一大事業

今朝は慣れもあるのかだいぶ暖かく感じる。氷点下2,3度以下になると朝が寒い。
小寒も過ぎて大寒が来るのだから寒くて当たり前だ。

月曜日に干し餅用の餅つきをした。普通の餅と違うのは水をたくさん入れるのと味を付ける。
私が子供時分には赤や緑に着色した。ゴマを入れたり砂糖を少し入れる。
寒風に晒しながら乾燥させる。およそ2,3週間で硬い干し餅が完成する。

昔はそのまま食べたりしたが炙って食する。何と言っても餅だから一切れでも腹がふくれる。
これで自家製の甘酒を飲めば食事がいらない。戦国時代には干し飯と干し味噌が携帯食だった。
お菓子がふんだんにない時代には腹が減ると干し餅を食べた。

冬に作ったのは外に干した際にハエなどが付きにくいからだったろうか。小鳥の餌になってしまうこともある。
軒先きとか雨の当たらないところに干すのが定番だ。

友人が趣味の畑で採れた野菜を大量に持ってくる。食い切れない分は漬物にするしかない。
簡単な浅漬けが多いがタクアンとかヌカ漬けにも挑戦している。味噌汁も凍み豆腐とか干し菜を使う昔風に変えた。
中性脂肪が増えたのを受けての対策だ。

日本人の衣食住のなかで一番遅れいるのは住だ。いまだに2,30年しか保たないような家つくりが多い。
地方停滞とか若年層の低収入から増えているように思う。

その中で中高年のリフォームが比較的予算もあって今後の需要の重要性が増えた。
ローンを組むのではなく自己資金という特徴がある。新築時には子育てなどでモノ入りで予算が少ない。
退職金と手直しの必要な住まいのリフォームが重なる。

長生きは食生活だけではダメで住まいも重要なポイントになる。介護まで見据えた大改革が必要だ。
その時に新築時にはできなかった夢を同時に実現するチャンスだ。古民家とか自然素材とかを考える。
家全部ではないので費用も新築ほどではない。

自分たちの生活スタイルに合わせ住まいを直す。できれば食生活同様自分好みに改善できるならそれもまた楽しい。
人生最後の一大事業となるだろう。


冬の食べ物

事務所へ行くと暖房の調子が悪くてボイラーが着火しない。何度か試すがラチがあかず業者に電話。
仕方ないので展示場のストーブで暖を採る。展示場までネットが届くのでiPadを持ち込み仕事。

2,3時間してからボイラーのスイッチを入れると動くではないか。業者に連絡しキャンセル。
原因がなんだったかわからずじまい。また悪くなるかもしれない。

午後は支払いやら伝票。三上氏が地産地消の本の総集編を届けてくれる。
新しい編集者に変わったがさっぱり進まず刊行すら危ないと。

夕方また手すりの現場へ材料を持っていく。息子も別現場から駆けつけ完成する。
一日仕事だったはずが二日がかりになった。手配が狂うとこう言う風になる。

ここ2,3日冷え込みが厳しい。暖冬のはずがなかなかそうはいかない。
家内が干し餅や干し柿を作る。冬の寒さが出来栄えに影響する。
子供の頃は祖父母が大根を干したり凍み豆腐を作った。
凍み豆腐は高野豆腐と違い味がしっかり豆腐の味がする。

甘酒もこの季節に大量に作り春まで飲んだ。ご飯と麹を入れて温度が下がらないように暖かいところに置く。
発酵し始めたら冷たいところへ置いた。暖かくなると発酵して酒になって真っ赤な顔で飲んだものだった。
漬物小屋があって味噌や漬物がたくさんあった。この頃こう言う食べ物が妙に懐かしく美味しくなった。


知名度

冷え込んで寒い朝、手すりの取り付け現場へ息子と行く。材料を積み込み午前中で外部終了。
午後から内部手すりの予定がモノが入荷しない。昼に予定していたが明日になると。
建材関係にはよくあることで余裕を見なかったこちらが悪い。

補助金がらみとなると入金が遅れるので月末締め日に間に合わせたい。少々危ないと思っても予定を組む。

工事する息子が明日は別なところを予定していたので急遽夕方にする。完了を見に来るケアマネージャーにも連絡しないと。
補助金を使っての工事となるとこう言うところが難しい。

夕方会計事務所の来訪。伝票だけなのですぐ終わる。あまり忙しくないので来訪間隔が開く。
伝票が少ないと会計事務所の仕事も減る。至極当然ではあるが。

来月頃からリフォームの現場が続く。何度も打ち合わせをしているがなかなか決まらない。
結局工事しながら決めることになるだろう。リフォームの苦労はこう言うのにある。
何度も図面を描いたり材料を見せたり手間がかかる。

もっともこだわりも無く建材で作るならどうと言うこともない。カタログを見せてサッサと決める。
色や材質さえ決まれば寸法は現場次第だし簡単だ。こだわりのリフォームは言うは易しで意外と少ない。

工事手間と少ない金額では利益確保もままならない。今年はこだわりのリフォームを展開したいと思っている。
知名度を上げたりチラシなど広告を打つなどしてみたい。例年通り地産地消の本も刊行される。
今回で6冊目で知名度を上げるには効果がある。