青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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減る大工

昨日よりは気温が低めなのだが公園の桜は蕾が大きくなった。来週にも咲きそうな気配だが連休前にいつも散ってしまう。当分は晴れて良い天気が続きそうだ。現場にはありがたいことだが。 
 
大工が一人減って3人になり明日にもまた一人減る。来週には二人になる予定だがどうなるか。10時と3時に一服タイムがあるが一斉に携帯が鳴る。仲間とかよその監督からくる。 
 
いつ来るか催促と人数集めの算段だろう。フリーの大工はあちこちから声がかかると自分の空きを見て日程を決める。いつから来るかと言うことだ。適当って言えば適当だ。 
 
昔から常傭でなければ仲間同士で仕事を融通したりする。自分が調子が悪かったりすると次の仕事に間をおいてから行く。こうやって体と仕事の塩梅を調整する。 
 
一段と高齢化が進んで間が長くなってきた。一週間働いたら2,3日休むとかトータルで月に20日も働くかどうか。大工たちは冗談で週休二日なんて昔からあったのさと言う。 
 
職人不足の原因の一つなのだが年金を貰う頃が大きく変わる。つまり働く気力がなくなるのと体力が落ちる。職人の数自体はそんなに減っていない。なのだが全体の施工能力は確実に落ちた。 
 
住宅会社や元請けには現場に来てくれるかとか休んで来なかったらと気が気でない。現場を取る苦労より職人を探す方が難しい時代になった。当社は息子と当てになるのが一人いるから助かるが。


人集め

今日も昨日に続き暖かい。日中はもちろん夕方まで上着なしで良い。この陽気で一気に花が芽吹いた。事務所の楓も咲きそうになった。通りは選挙カーの連呼で一日うるさい。事務所のすぐ下に選挙事務所があって人の出入りも激しい。 
 
現場は大工の奮闘もあって内部工事も順調に進む。メンバーがこのままなら今月中にも良いところまでいく。二階も出来上がり一階の床と壁が残った。来週から二人抜ける予定なのでスピードダウンは避けられない。 
 
抜ける大工たちもその次の現場が見通せない。6月からも現場が重なる予定なのでまた集めたい。とにかく大工の人数が一番でこれさえ揃えば着工できる。 
 
昨年は大工が一人で苦労したが今年はだいぶ事情が違う。声をかけると集まってくるし次の現場も決まっていないが多い。何とか次の現場も集めて着工したい。 
 
新築の現場は年々安く小型になっている気がする。大工の手間賃はそのままだが空きが多くなっている。つまり仕事が切れる期間が出て来る。その隙間を当社は利用して人集めをしていた。今後は少し楽になるということだろうか。 
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ゴミを減らす

いきなり気温が上がり久しぶりに上着を脱いだ。作業場へ朝一で行って荷物を受け取り現場へ行く。来週から大工が二人抜けるのでペースが落ちる。まあ外部ができるまでと思っていた。 
 
今年は大工たちも春の現場の次が見えない。昨年はどうにもならないほどだったのにだ。日銀の短観も県内の景気は落ちると予測している。 
 
オリンピック景気に沸く都会はともかく地方は厳しい。土木業界もすっかりメンテナンス工事が主力になった。あちこち道路は補修工事だらけだ。住宅は年内までと予測するものが多い。 
 
リフォーム業界は強気のところが多い。消費税上げに間に合うからセッセと広告を出す。風呂改装とかでなく全面リフォームが増えた。テレビのビフォーアフターだ。 
 
当社も毎年必ずあるからこれからも増えるだろう。大型リフォームは工期の短縮が大事だ。解体とか誰でもできるものは職人にやらせない。と言っても誰でもできるとは限らないが。 
 
ゴミも上がり気味なので分けたり金属やダンボールは自分で持ち込む。細かく減らす努力をする。木材も持って行ってくれるところがある。我が家も薪に持ち帰っているが。


古民家リフォーム

今日も現場は大工4人、なので捗る。材料の搬入が追いつかないほどで毎日配達に追われる。先月の25日からスタートだからまだひと月経っていない。外部は今日で完成する。 
 
これからは内部になるが息子の加工が追いつかない。明日からいよいよ内作工事用の資材搬入が始まる。窓枠、出入り口枠、作り付け等加工して現場搬入する。 
 
残りの大工は天井を貼り床を貼っていく。最後に枠をつけて壁を仕上げる。ここからが当社の見せ所で倉庫をかき回し板などを貼っていく。本物をそれも大物を貼って古民家らしく見せる。 
 
アイディアはどこでも思いつくが材料がない。当社には大黒屋や大梁の製材の残りがある。普通ならただの薪用にしかならないが当社は保存してある。目や大きさにより選んで貼っていく。 
 
張り物とは言え本物には違いない。迫力も綺麗さも印刷ものとは大違いだ。あえて虫が食った跡や節穴も見せる。腐りかかったようなところもうまく加工して既製品にはない味をだす。 
 
古民家リフォームとはこう言った本物をうまく使うリフォームになる。当然昔風の古い家のイメージが再現される。壁の中の構造材は以前の家のをそのまま使う。柱等も真壁風になっているがダミーになる。


大工の人数

今年初の朝市に行った。いつも通りの賑わいですれ違いもままならぬ程だ。チーズ入りのコロッケがあって好みなのでいつも買う。先月から再開されていたが忙しいのと寒かったので行かずじまいだった。 
 
釣りに出かけた息子が帰ると自分で魚を捌く。顔を出すはずの孫が出てこない。何と昨夜からインフルエンザにかかった。どうりでこちらに遠征して来ない訳だ。移されないよう当分顔を見れない。 
 
今日からまた4人に戻った大工が二階の外壁に総動員。下で加工をして上で貼っていく。こうやると捗り一日で終わる。しかも大工も楽なのだ。ここまで来ると現場は半分以上終わったようなものだ。 
 
来週から人数が減るのでなんとか外部だけは終わらせたかった。内部は天井を貼り床を貼って壁になる。出入り口とか窓廻りをつけていく。下駄箱とかキッチンとか作り付け工事も始まる。 
 
ぶっちゃけ大工の人数次第で工期が決まると思っていた。二人なら2ヶ月3人で1.5ヶ月4人なら一月だ。今月中の造作工事終了を目指して進める。今月中何人残るかだろうね。