青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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リフォーム時代

今日は朝一で二戸市の現場へ打ちわせに行く。デッキ部分の解体と基礎の打ち合わせ。増築なので基礎を打つのだが小さいので細かい寸法が必要だ。大工も行ったので無事終了。 
 
基礎終了後15日ごろから建て始める。10日くらいで完成予定だ。リフォームは細か打ち合わせが必要で段取りとか業者を入れるタイミングが難しい。 
  
お風呂のリフォームも予定している。こちらは築年数も経ち羽蟻が出るなど相当傷んでいる。はっきり言うとできるだけ簡単に済ませたい。コストを下げるには職人を減らすのが一番だ。 
 
あとは各職人をどう言う順序でいつ入れるかだ。これで工事日数が決まる。解体して2,3日も放置では工期がかかる。配管が完了していないのにバスユニットは組めない。 
 
また仕事の難易度で何日かかるかも重要だ。1日でできると踏んだのに2日かかったら次の業者がタダ戻りになる。これは絶対避けたいのだが余裕を見すぎると工期が延びる。 
 
今後はこう言う仕事が増えると予測される。もちろん当社も体制を作ってやるつもりだ。リフォーム時代の到来だろう。


自社施工

午前中は現場で打ち合わせ。外構のことが主で後3週間ほどで完成になる。内部左官の業者はそのまま外構もやる。内部は天井の和紙張りになる。 
 
昨日届いた地産地消の本を施主様のところへお届けする。自分の家が本に載るのは嬉しいものだろう。どこでも歓迎される。外部工事の真っ最中でよその業者が施行中だ。 
 
仕事が増えて当社には向いていない工事はお断りすることがある。今回はもともと以来予定の業者が決まっていた。外構は別業者もよくある。 
 
今月末からの現場も別業者の施工になる。自社の得意な分野だけやりたいのだがそうもいかない。全体のデザインとかまあ同じ業者がやったほうがいい場合がある。 
 
お施主様の都合もあるからやれない場合は仕方がない。職人不足もあるのでできるだけ自社に手に負えないものはお任せしたい。以前のように仕事が少ない時は売り上げもあるから自社で施工したかった。 
 
得意な分野の仕事に集中したい状況になって何でもやるわけではない。文字どうり得意分野に的を絞ってやりたい。忙し過ぎて施工も雑になるのも避けたいし。IMG_0387


ホタテ漆喰

現場は左官の漆喰が今日にも終わる。ホタテ漆喰を使ったのは今回が初めてだ。塗り方も一回塗りでパテ処理もいつもと違う。慣れもあるが施工スピードは早いのだろう。 
 
いつもの漆喰はノリとか海藻を含んだ漆喰を使う。下塗りをして仕上げ塗りをする。仕上げ塗りは薄くなるので漆喰は薄く塗る。だからコテが進むようにノリが入っている。 
 
今回のホタテ漆喰は一回塗りなのだが継ぎ目の処理がある。手間はにたようなものだと思う。ただホタテ漆喰は石灰そのものなのでコテの滑りが渋い。 
 
やり慣れない左官はいつものようなスピードで塗れない。その代わり一回で済むと言うのがメーカーのウリだがパテ処理がある。練った状態でクリーム状になって来るのでその手間もない。 
 
慣れたら早くてコストが下がるのかもしれない。本漆喰は海藻の他にスサと言う糸のようなものが入っている。割れ防止だがホタテはこれがない。仕上がった感じは似たようなものだ。 
 
何でもコストダウンの材料ばかりが開発されるが職人が慣れないとダメだ。慣れて来ると早くできてコストが下がる。今後も増えそうな気はするが職人が慣れるかどうかだ。 
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物流

本格的な春の気配が漂って快適な1日。仕上げの漆喰が続く現場へ行って材料の確認。足りない分を発注して納期を確認する。作業場で加工の打ち合わせの後手直しの現場へチェック。 
 
2月もあっという間に過ぎて仕事が重なる3月へ。新築の現場とリフォームが大小何箇所か。材料の手配と資材の発注も重なる。忘れていると現場が大混乱する。 
 
メーカーの在庫が切れにくくなってすごく便利になった。当日在庫を確認して発注できるのはありがたい。左官の漆喰が少し危なくて追加をした。納期の連絡もすぐ来るし現場が途切れない。 
 
20年くらい前だと発注してから納期がわかるのは2,3日後だった。その間現場は止まってしまうので発注を早くする。納期が早過ぎたり数が正確でなかったりした。 
 
ネットでの発注も増えて毎日のように配達が来る。いない時が多いから倉庫に置いてもらう。再配達を手配するのも面倒で引き取りを選ぶ。そうせ現場へ配達するから引き取って持っていく。 
 
これからも物流は進化して現場とリンクするようになるだろうか。設計者が何をどのくらい使うか指示するととメーカーが勝手に配達する。有り得そうだが細かい指示が伝わりにくいような気がして困るかもしれない。


お雛様

昨夜は雪が降って今朝は冬景色。現場は今日も左官業者が入る。二階もほぼ終わり順調に仕上がる。来週には予定通り天井の和紙貼りになる。 
 
2年前に建てた古民家風のお宅の手直しに行った。大工と左官と電気が入り今日でほぼ終わりそうだ。太い大黒柱や梁が交差する本格的な作りだ。こう言う建物は割れや狂いが出やすい。 
 
もちろんお施主様はリスクがあることは承知の上だ。そうは言うものの実際に割れたり狂うのを見ると穏やかではない。直せるものは直せとなるからいつもアフターにはお伺いする。 
 
無垢材の家は大壁の家ではないから皆出てくる。割れたりするのを笑って見過ごす方は少ない。まあぶっちゃけ割れたものは仕方がない。埋めたり詰めたりはできるが元に戻ったとはいい難い。 
 
直すと言う誠意みたいなものだろう。普通だと2,3年で割れたりはなくなる。今直せばこれからは少なくなる。もちろん建具や機械類など壊れたものは修理する。 
 
で、設計の際に奥様から言われた条件にお雛様を飾るスペースを作るがあった。京都から購入した車一台分ぐらいの7段飾りだ。大きすぎて以前の家は飾るところがない。今は念願叶って和室に飾ってある。
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